赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

庭   ’17.10.23

 

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よく言えば、野趣みのある、

みっともなくない程度にしか手入れをしない私の庭。

 

 

 

 

実は最近、星に悩まされていた。

いろいろ思うところもあって、いつも同じ数だけ星をつけているのに

スマホから操作すると、いつの間にか、つけたはずの星が減っていたりする。

それで、星をつけるのはPCからと限定してみようかと思ったが

まとめてつけるのって何だか変な気分で…

やはり、読んだ時の感動で星をつけたいなぁと。

で、ここにて宣言しておこう

私のつける星の数に、深い意味はまったくありません!

あぁ、すっきりした(笑)

 

赤城 落ち葉を踏みしめ歩く黒檜山から駒ケ岳

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秋雨前線の切れ間、午後からは再び下り坂になるというので歩きなれた赤城山を訪れた。

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前回は外輪山巡りで先を急いだため、今日はのんびり。

紅葉は長雨で散ってしまったのか、すでに終盤だ。されども白樺の美しい木立や、わずかに残る紅葉の葉を眺めたり、遠く鹿のなく声を聞きながら陽だまりの中でフカフカの落ち葉を踏みしめながら歩くのも、また楽しい。  

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駒ケ岳への道を振り返れば、黒檜山の姿が美しい。秋空に湧き上がる雲。

もう少し寒いのかとタートルの長袖を着てきたが、まだ早かったかようだ。

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今年は全体的に黄色が多いのか、それとも赤い葉は散ってしまったのか…大沼湖畔に残る紅葉を駒ケ岳から望む。コガラか、ヒガラか… 鳥たちが、この辺りは多い。

前方から大きな音の熊鈴を鳴らしながら男性がやってきて、みんな飛び立ってしまった…

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倉敷に住んでいたころ、床の間に母の親戚の窯元からもらったという大きな備前焼の壺があり、秋になるとススキがいけられていた。その様子が子供ながらに大好きで、客間に忍び込んでは眺めていた。

ススキを見ると、今でもその光景が甦る。

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覚満淵には寄らず、駒ケ岳登山口に出る長い鉄階段を下りた。

この斜面は日当たりがよく、気持ちがいい。落ち葉が金色の絨毯となり、思わず鼻歌でも歌いたくなる。

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大沼に沿って車を停めた黒檜登山口駐車場へ。去年の秋に見かけたカリガネソウが咲いていないか探しながら歩いたが、見当たらなかった。

帰宅してブログを確認したところ、見かけたのは9月だった。

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秋色の中に、白く浮かび上がるガードレール…こういうの、結構好きなんだよねぇって思わず独り言。


 

 

<今日のルート>

黒檜登山口8:38~猫岩9:10~黒檜山頂9:52~展望台9:56/10:25~駒ケ岳11:15/11:25~駒ケ岳登山口(下山)12:15

 

 

カリガネソウを見た時の記事… 

jkazy.hateblo.jp

 

 

 

 

フィルム写真録 『 窓 』

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つい先日、ブックマークなるものにコメントが寄せられていることを知った。

コメントを追いかけて戻ってみれば、随分前から温かなお言葉が…

 

知らなかったとはいえ、大変不義理なことをしてしまったと後悔している。

しかし、未だにブックマークが何たるかわからず

結局、そちらにコメントが返せない…

 

今しばらく理解と改善に時間が必要なようだ。

 

ただ、いつも卑屈な自分に、こうしてそっと評価を頂けてきたこ

サプライズな贈り物を頂いたようで、大変心が温かくなった。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

錦秋の白毛門

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絶句する景色を、久しぶりに見た気がする。

それは、ドラマティックな演出も影響していたのだろう。

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山を歩く人ならば、谷川の馬蹄形を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。

その馬蹄形の入口と出口、谷川岳と共にその一角を担う白毛門。

谷川岳の賑やかさとは正反対に、3連休の最終日とあっても訪れる人は決して多くはない。登り始めから山頂まで急登に次ぐ急登。ここは、ハイキング気分では登れない場所だ。

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駐車場から曇っていた。

カメラバックごとザックに詰め込み、ガスで展望のきかない急登を黙々と歩く。

昼頃に晴れ間がのぞく…そんな天気予報だった。

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松ノ木沢之頭辺りで徐々に雲が切れ始め、雲海の中から谷川岳が顔を覗かせた。

ほどなくして、鳥たちがさえずりはじめる…晴れる!確信に変わった。

天空の幕がゆっくりと開かれる…

そこに現れた錦に染まる笠ヶ岳朝日岳

…息をのんだ。

ナ・ニ・モ・イ・エ・ナ・イ

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帰路はカメラを持ち出して、ゆっくり下った。

雲の切れ間から谷川岳の雄大な姿。

次はロープウェイを使わずに、西黒尾根から登ってみたいと思う。

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一の倉沢…かっこいいけど、ここを登ることはないだろう(笑)

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白毛門に登ること…それは、今年の目標の一つだった。

しかし、そこはゴールのようでゴールではなく、スタートに立った気分だ。

そう、白毛門の先に続く笠ヶ岳朝日岳。ゆくゆくは馬蹄形を回ってみたい…

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行きは見られなかったジジ岩、ババ岩。

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開かれた天空の幕は、徐々に雲が増え始め、演出を終えようとしている。

しかし、曇れば曇ったで紅葉の色は深さを増し美しくなり、結局カメラを手にした私の歩みは遅々として進まない。

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聞きしに勝る急登であったが、まずは笠ヶ岳まで足を延ばしに、必ず、また訪れたいと思う。

 

 

<今日のルート>

前橋5:00~土合橋前駐車場6:30/6:45~松ノ木沢ノ頭8:40~白毛門山頂9:35/10:05~松ノ木沢ノ頭11:05~駐車場13:00

土合橋前駐車場にはトイレなし。土合駅のトイレを借りた。

 

 

 

 

フィルム写真録 『 A Pile of Cases 』

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無料の写真編集ソフトを使用していたが、どうにも調子が悪い。

Photoshopと、その教本を手に入れて只今格闘中…

ちなみに今回は無補正。

 

 

 

 

月刊カメラマン ’99.7 エキスパート部門 銀賞
ミノルタTC-1 データ不明 フジクロームベルビア

 

 

秋深し 日光白根山

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私はどうして今までこの山に登らなかったのだろう…そんな後悔さえしてしまった。

花のトラップがないおかげで、山頂駅から黙々とまずは白根山まで歩く。森林限界に達すると強く冷たい風が体に吹き付ける。今日は一気に気温が下がり、山頂付近では霜柱や薄氷がはっていた。

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中禅寺湖男体山

今日は五色沼を眺めながら稜線歩きがしたいと、続いて前白根山に向かう。

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白根山から急坂を下っていくが、目の前に広がる紅葉に目を奪われ、途端に歩みが遅くなる。

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私は差し色で入る針葉樹や岩があると、思わず見とれてカメラに収めたくなる。

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五色沼のエメラルドグリーンとの対比も美しい。自宅で編集をしてみると、角度を変えながら沼と紅葉の写真が何十枚も…選ぶ作業もなかなか大変。

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白根山頂にいる人達の様子を鞍部から見上げるとフードを被り寒そうにしている。

山頂で食事をするよりも…と、この鞍部にあった倒木の幹に腰を下ろした。冬枯れした草花の美しい紅葉に囲まれながら温かいスープを作って、パンと一緒に食べた。

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この稜線歩きは贅沢だ。

日光白根山の姿はもとより、下を覗けば美しい五色沼がキラキラと輝く様子に目を奪われ、反対側を望めば中禅寺湖男体山、丸沼方面には2000m級の四郎岳、燕巣山が美しく座している。

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五色山から離れがたく、最後に珈琲を飲みながら五色沼をゆっくり眺めた。

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弥陀ヶ池は、とても神秘的な池だった。

池のほとりは紅葉の盛りを迎えている。夢中になって写真を撮っていると時間の経つのは速いものだ。少々のんびりしすぎてしまった。

今度は花の季節にでも訪れてみよう…

後ろ髪をひかれながら、山頂駅に向けて足早に下山した。

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 <今日のルート>

前橋4:50~丸沼高原スキー場6:35/8:00~ロープウェイ~山頂駅8:17/8:25~白根山10:15/10:35~五色沼避難小屋11:35~前白根山コル(昼食)12:05/12:20~前白根山12:35~五色山13:15/13:35~弥陀ヶ池14:25/14:35~七色平15:03~山頂駅15:25

※丸沼高原スキー場に新設されたセンターステーションは平日7:45、土日祝日7:15まで開かず、トイレの利用もできない。

赤城ヒルクライム

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朝4時。

息子達は起きだして、レースの支度を始める。

まだ青く静かな道に彼らのギアを入れる音が響く。

私は、ふたつの影が視界から消えてなくなるまで見送った。

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なだらかな直線が続く序盤のコースが地味にきつい。

犬達を連れ、夫と観戦ポイントで待機した。

先にスタートした長男が苦悶の表情で通過する。

スケート競技を引退して、ろくに自転車にも乗ってなかったしね。

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40分ほど遅れて、中学生部門でエントリーした次男が通過。

彼は根っからのクライマー。

漫画「弱虫ペダル」の小野田君さながら、ニコニコ笑いながらこいでくる。

おそらく、この後の九十九折はさらに笑顔になるだろう。

 

結果…

次男、長男に勝利!

俺はもともと短距離向きなんだと長男が負け惜しみを言っている。

次男は部門別の成績もそれなりに良かったけど

兄に勝てたことの方が嬉しそうだった。

たまには、そんな日があっていい。

 

ふたりとも、おつかれさん