赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

群馬百名山

西上州 秋深し四ツ又山・鹿岳

2018/11/24 三連休に夫は富士を撮りにいくというが、今回は同行しなかった。 息子たちはテスト期間中だし、そろそろ年末に向けて掃除もしなければ… ということで、近場で日帰り登山を計画。 長男には「うちは放任主義だからね」と言われたが、放任ってわけで…

赤城・榛名を望む晩秋の子持山

2018/11/10 本日、ガツッと山歩きがしたくて、久しぶりに子持山にやってきた。 最後に登ったのは、小学生だった次男とふたりで来た時かな… 風が強くて、獅子岩のてっぺんには登らなかった。 こちら、榛名山。 すっかり葉も散ってしまい、少し寂しげだね。 で…

赤城 秋の鍋割山をのんびり散歩

2018/10/13 久しぶりに我家から一番近い登山口、箕輪の姫百合駐車場へ。 本日は、ゆったり、のんびり、山さんぽ。 昨日から急に肌寒くなった。 秋は足早に里へと駆け下りてゆく。 赤く色づいたズミ(酢実)の木立が美しい… リンドウ(竜胆)。 ススキって、やっ…

西黒尾根より谷川岳~茂倉岳縦走 

2018/8/30 学生の頃から谷川岳には何度となく訪れているが、ロープウェイを使わずに西黒尾根から登ってみたいという思いが年々フツフツと湧いていた。 今年こそチャレンジしようと計画中、もう一つの思いが湧きおこる… オキノ耳の先を歩いてみたい! という…

赤城 地蔵岳から覚満淵を歩く

2018/7/14 家族も各々の用事で午前中は留守だというので、久しぶりに赤城の地蔵岳へ。 すっかり、夏模様。 大洞から一気に登り上げ、見晴らしはいいが日差しも強い地蔵岳山頂はさくっと通過し、八丁峠、鳥居峠、覚満淵へゆるゆると下りながら自然観察。 お馴…

谷川連峰 白毛門~笠ヶ岳~朝日岳

2018/6/24 昨秋に谷川連峰馬蹄形の白毛門を訪れた時から、その先に足をのばしてみたいと思っていた。 まずは、土合橋の登山口から白毛門まで急登を一気に登り上げる。 白毛門山頂からは、美しい谷川岳。 もう一方の朝靄に浮かぶは上州武尊。 鮮やかなベニサ…

西上州 黒滝山~スリルあふれる九十九谷と五老峰~

昭文社「山と高原地図」にあるガイドによれば、黒滝山は黄檗宗の禅寺・不動寺の山号で、一帯の山域名らしい。今日は、その黒滝山不動寺の修行場でもあった九十九谷と五老峰を歩くことにした。 まずは山歩きの安全を祈願して、ごあいさつ。 コアジサイ(小紫陽…

シラネアオイ咲く八間山

地元紙の上毛新聞に、野反湖にある八間山登山口でシラネアオイが見頃との記事。 去年、白砂山を歩いた時から八間山を久しぶりに歩きたいと思っていたので、夫を誘って出かけた。 地元住民や中学生が乱獲や盗掘からの保護と増殖に取り組み、現在約8万株のシ…

赤城 大猿公園からつつじが峰通りを歩く

去年、三夜沢のツツジを見た時から、次はつつじが峰を歩いてみたいと思っていた。 起点となる大猿公園あたりのヤマツツジはすでに終盤で、サラサドウダン(更紗満天星)が咲き始めていた。 ふわふわとしたマルバアオダモ(丸葉青だも)の花が、光に輝いて綺麗だ…

尾瀬 残雪の至仏山

積雪量で変わる道路開通日からGWの間、限られた期間のみ雪の至仏山を歩くことができる。植生保護のため、GW後から6月末までは再び入山規制されるからだ。 夏山シーズンでは山ノ鼻から至仏山までのルートは上り専用となるが、このGWシーズンでは下りでも利…

赤城 アカヤシオ咲く茶ノ木畑峠

鼻曲山の前日に、父の赤城山のボランティア仲間との山行に同行させてもらった。 茶ノ木畑峠やおとぎの森の周辺は、「山と高原地図」に破線のマイナールートとして記載されている私にとって未踏の地。 小沼の水門近くにある長七郎山への登山口から脇にのびる…

鼻曲山で地図読み

山岳連盟個人会員の交流登山。先日の行われた机上の勉強会「地図読みの基礎」の実地練訓練として、鼻曲山で開催された。 二度上峠を挟んで浅間隠山と向き合う山だ。 鼻曲山への登山口にもなる二度上峠からは、まだ芽吹きのパステルカラーに彩られた浅間山が…

残雪の四阿山でスノートレッキング

冬山シーズンに入ってすぐに四阿山のスノートレッキングは計画したものの、危うくお蔵入りになりそう…今年の3月は暖かく、すでに前橋では桜も満開だが行ってみることにした。 御覧のとおり、牧場に雪はない。この雪原をスノーシューで歩きたかった('_') 牧…

赤城 新雪踏みしめ鍋割山

前橋は、29cmの積雪だった。 免許取りたての長男は、これは好機と夫を教官に雪上運転の訓練。群馬に住んでいれば、必要なスキルかも。 その夫から「お母さんは、スノーシューで家の周りを歩いてくれば?」とからかわれるも「さすがにねぇ」って笑って答え…

蠟梅を求めて歩く牛伏山

万葉集に「多胡嶺」と詠まれ、朝日岳、八束山と合わせて「吉井三山」と呼ばれる三山の主峰…牛伏山に登った。 ちなみに、ユネスコの「世界の記憶遺産」に選ばれた「上野三碑(こうずけさんぴ)」のひとつ「多胡碑」は、この地域に設置されている。 山頂近くには…

太田金山 七福神めぐり

今年の歩き初めに、太田市にある金山に出かけた。 室町時代の文明元年(1469年)から安土桃山時代の天正18年(1590年)まで「難攻不落」を誇った名城…金山城。「石垣の山城」の復元整備がされる山頂の駐車場に車を停め、歩き出した。 物見台から赤城山が、きれい…

冬桜を求めて弁天山から桜山

今年の開花は遅れているという藤岡市の冬桜が、まだ見られるんじゃないかと期待して、八塩温泉から弁天山をぬけ桜山までいくハイキングコースを歩いてみた。 駐車場が見つけられず30分ほどロスしたが、ルートは看板もあり、わかりやすい。弁天山からは、関東…

西上州 ガッツリ鍬柄岳まったり大桁山

すっかり西上州の豊かな表情に魅了された私は、「山と高原地図」のガイドブックを参考に次の山を探した。 スリルあふれるミニ岩峰の鍬柄岳とゆったり高まる大桁山の二つの個性を楽しめる西上州入門の山…そんな文言が目に留まる。 岩場の取付きで余分な荷物を…

残秋の桐生アルプス

桐生は学生時代に部の活動でよく訪れていたし、 卒業して就職した先も桐生で、しばらく住んでもいた馴染みの深い街だ。 今日は子供が幼い頃に家族で登った吾妻山からカッコソウ(勝紅草)で知られる鳴神山まで縦走。 桐生や足利の街並みが広がる吾妻山山頂だが…

晩秋の小野子三山を縦走する

伊香保温泉の石段から真正面に見える小野子三山。まさに「山」の漢字の象形文字のような山容だ。 右から小野子山、中ノ岳、十二ヶ岳と連なっている。 計画当初は雨乞山から三山を回り林道へ下って駐車場に戻る予定だったが、午後に仕事が入ってしまったので…

西上州 晩秋の立岩を歩く

群馬県の南西部、妙義山、荒船山などを有する西上州。 秋は岩峰と紅葉との共演が美しい。 秋が終わってしまう前に、以前から行きたかった立岩へ向かった。 スリルと展望の岩峰を縦走する立岩。 歩き始めて間もなく、女性の短い悲鳴が聞こえた気がした。 ?と…

赤城 落ち葉を踏みしめ歩く黒檜山から駒ケ岳

秋雨前線の切れ間、午後からは再び下り坂になるというので歩きなれた赤城山を訪れた。 前回は外輪山巡りで先を急いだため、今日はのんびり。 紅葉は長雨で散ってしまったのか、すでに終盤だ。されども白樺の美しい木立や、わずかに残る紅葉の葉を眺めたり、…

錦秋の白毛門

絶句する景色を、久しぶりに見た気がする。 それは、ドラマティックな演出も影響していたのだろう。 山を歩く人ならば、谷川の馬蹄形を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。 その馬蹄形の入口と出口、谷川岳と共にその一角を担う白毛門。 谷川岳の…

秋深し 日光白根山

私はどうして今までこの山に登らなかったのだろう…そんな後悔さえしてしまった。 花のトラップがないおかげで、山頂駅から黙々とまずは白根山まで歩く。森林限界に達すると強く冷たい風が体に吹き付ける。今日は一気に気温が下がり、山頂付近では霜柱や薄氷…

赤城 秋めく外輪山めぐり

My home mountainの赤城山。以前から外輪山をぐるっと1周してみたかった。 花など誘惑の多い季節だと道草好きは前に進まないし、今なら陽もまだ長い。 そうだ、今だ!と計画を実行することに。 スタートは見晴山と決めていたが、しばらく刈払いがしていない…

初秋の水ノ塔山・篭ノ登山

先日駐車場から歩き始めのところでミスをし、登山口にすら立てなかった水ノ塔山、篭ノ登山。自宅を出発する時間も早くして、今日はゆったりとした気分。 高峰温泉前の登山口から登り始めると、さっそくツリガネニンジン(釣鐘人参)が出迎えてくれた。 ひとき…

白砂山 花の登山道を歩く

この夏、白砂山に行きたかったのには理由がある。それは、先月登った稲包山と一対の計画だったからだ。 群馬県は、長野、新潟の県境にある稜線トレイルを整備中だ。それは、みなかみ町の土合登山口から白毛門、朝日岳、一ノ倉岳、谷川岳、平標山、稲包山、白…

尾瀬 花咲く至仏山 <後編>

朝は涼しく快適だったが、登り始めの樹林帯から蒸し暑い…。 先日、父が山に持っていくといいと分けてくれたクエン酸の粉末を飲み水に混ぜてきた。甘味はなく、さっぱりとして美味しい。クエン酸は疲労回復にも効果があり、筋肉の痙攣などを予防する効果があ…

尾瀬 花咲く至仏山 <前編>

群馬に住んで27年。尾瀬ヶ原には何度訪れたのかわからないほどなのに、至仏山には一度も登ったことがなかった。7月1日に山開きを迎え、台風一過の青空を期待して出かけてみた。 ズダヤクシュ(喘息薬種:「ズダ」とは長野地方の方言で喘息のこと。その薬…

三国峠から歩く稲包山

以前から気になっていた稲包山には主に苗場の三国スキー場跡から入るコースと、四万温泉側から入るコース、そしてこの三国峠から入るコースがある。この時期ヒルが大量発生するという四万温泉側からは避け、新潟と群馬の県境であり分水嶺でもある本コースを…