赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

群馬百名山

三国峠から歩く稲包山

以前から気になっていた稲包山には主に苗場の三国スキー場跡から入るコースと、四万温泉側から入るコース、そしてこの三国峠から入るコースがある。この時期ヒルが大量発生するという四万温泉側からは避け、新潟と群馬の県境であり分水嶺でもある本コースを…

浅間隠山 山岳連盟個人会員勉強会

群馬県山岳連盟個人会員の交流登山に参加した。今日の勉強会のテーマはコンパスワーク。ポイント、ポイントで現在地から目的地へコンパスをあてて方向を確認。地形図で進む先の地形を読んでから歩くことは普段から好きでやっているが、コンパスは持ってはい…

赤城 ツツジの見晴山を抜けて鈴ケ岳

ぐんまの県の花でもあるレンゲツツジ。 赤城で大群生がみられる白樺牧場わきの見晴山登山口が今日の山歩きのスタート。 見晴山から第2スキー場をぬけ、まずは大沼へ。ここの区間は高原地図にも国土地理院の地図にも記載はないが、実際にはルートも整備され…

伊香保森林公園 つつじ広場から雄岳を歩く

以前から気になっていた伊香保森林公園のツツジ。すでに5,6台の車が停めてある管理小屋の前は満開だ。トイレを借りて、再び車に乗り込む。今日のスタートはもう少し先にある上ノ山公園(見晴展望台)下の駐車場からの予定だ。 車から降りると春蝉が賑やかに…

アカヤシオを求めて歩く袈裟丸山

と、タイトルにあげたもののアカヤシオは最終盤を迎え、袈裟丸山は次の季節へと進んでいた。 楚々と咲くシロヤシオ…別名ゴヨウツツジはツツジ平で満開だった。新緑の中で輝くような純白…5月の印象にぴったりだ。 賽の河原で咲くのはトウゴクミツバツツジか……

ほのぼのかくれんぼ~群馬 戸神山を歩く

綺麗なおにぎり形をした戸神山。今回も山と高原地図や国土地理院の地図に登山道の記載がない山だが、群馬100名山にも選ばれ沼田市公式HP登山ガイドでも登山道を紹介している。合宿所に次男を送った後、GWの混雑を避け、のんびり歩ける里山を選んでみた。…

赤城 荒山周辺で地図読み遊び

先に断っておこう。今日の山歩きの写真はつまらない。 雪はグズグズだし、花もない。その上、なかなか強い風が北西から吹いている。 しかし、こんな時こそ楽しめることがある。地図読みだ。 実は写真の趣味よりも遥かに長い。小学生の頃から、地図が好きだ。…

縞模様の浅間山を求めて歩く黒斑山

その日は、突然やってきた。 家族で犬達の朝の散歩をしていた。あまりにいいお天気で、朝食を食べたら外に出掛けようと次男を誘った。 しかし、本とアニメをこよなく愛する次男はつれない。夫は別の用事で出掛けるという。「こんなにいいお天気なのに…」空を…

赤城 春山の黒檜から駒ケ岳を歩く

大沼湖畔に建つ赤城少年自然の家で若草キャンプに参加している次男を迎えに行く前に、去年と同様、黒檜から駒ケ岳を歩くことにした。 去年の様子からは想像できないほどの雪が、登山口から積もっている。普段、駐車する場所も雪で停められなかった。 夏は石…

高崎観音山をハイキング

長野でおこなわれるスケートの大会に向かう次男を高崎駅まで送った帰り道。高崎観音の案内板が目に留まり、護国神社の山門前に車を停め、少し歩くことにした。 少し風は強いが、ポカポカ陽気に境内の梅が開花している。平和を願いながら参拝し、白衣観音へ向…

赤城 スノーシューで歩く地蔵岳

しばらく雪雲に隠れていた赤城山が、青空を背に白く輝いていた。 全面氷結した大沼でワカサギ釣りをする人がいる。奥に構えるのは先日登った霧氷の黒檜山。 モンベルのフレンドフェアで購入したスノーシューで、今日は地蔵岳を目指す。 いつもの大洞駐車場に…

赤城 霧氷の回廊を歩く黒檜山

前日の赤城山は、雪雲ですっぽり包まれていた。 夫と長男のお弁当におかずを詰めながら、そわそわ… 今日は霧氷が見られるに違いない。 車のフロントガラスにも、薄っすら霜が降りている…よしよし。 姫百合駐車場を過ぎた辺りから、車道に圧雪がかなり残って…

赤城 登り初めに黒檜から富士を望む

赤城の大沼から車で30分程下ったところにある我家。 その車のフロントガラスに霜がついていなければ、赤城の霧氷はない… 以前、夫が言った言葉を黒檜登山口から登り始めながら思い出していた。 彼の言葉は、憎らしいほどよくあたる。 去年の冬も雪が少ないと…

赤城 まったり歩く地蔵岳から鳥居峠

12月4日に稲包山に登った人のヤマレコに、まだ軽アイゼンもワカンも不要とあったので、熊の活動期のピークは過ぎただろうと春に立てた登山計画を引っ張り出してきた。 午前中は曇りだという予報だが、空は気持ちよく晴れ渡っている。 しかし、進む道が途中か…

紅葉の妙義山 中間道を歩く

上毛三山…赤城山、榛名山、そして、この妙義山。 すっきりとした秋晴れの空のもと、友人と一緒に妙義神社を目指す。 歴史を感じさせる黒と朱の社殿を際立たせるように、立派なモミジやイチョウの木々が鮮やかに色を添える。今年一番の紅葉に興奮しすぎたのか…

西上州 浅間、妙義を望む物見山

紅葉の季節の西上州は素晴らしい。 紅葉狩りの人混みを避け、静かな物見山を神津牧場から目指す。 登山道は、よく手入れされている。 途中、林道歩きになるが車もほとんど通らなかった。 浅間隠山、黒斑山と続いてふられていた浅間山が、美しい山容を見せて…

榛名 天神峠から秋の気配を探して歩くヤセオネ峠

静かな山歩きがしたい…まだ、紅葉には早いだろうと思いつつ、久しぶりに車を榛名山に向ける。 秋空にはJazzが似合う気がした。 窓を開け秋風を受けながら、Art Blakeyの「Moanin'livever」をチョイス。 長男が「もう、目を閉じても行けんじゃねぇ?」と言う…

谷川連峰 錦秋の平標山を歩く

天候不良と体調不良で、しばらく山に行けなかった。 久しぶりに青空が広がると天気予報士のはずんだ声が聞こえてくる。 澄んだ秋空が広がる平標山登山口の駐車場に下りると、冷たい空気が体を包んだ。 長袖Tシャツだけでは少し肌寒いが、歩き出せば丁度良く…

鳥居峠から登る初秋の四阿山

根子岳と四阿山を縦走するルートが一般的によく知られているが、前橋を早朝に出発できないこともあり鳥居峠から四阿山を目指すことにした。 前日までの大雨で渋川や沼田で土砂崩れなどがあり、ルートの状況が心配だったが、ぬかるんだ場所もほとんどなく快適…

赤城 初秋の黒檜山から覚満淵を歩く

しばらく黒檜に登っていないことに気づくと、もう恋しくてたまらない。 ヤエル・ナイムの曲を聴きながら、赤城に向かって車をはしらせる。 苔むした森に時折光が差し込む。その儚げな「移ろい」が好きだ。 可憐な姿のイワオトギリ。 赤城山にも秋は訪れてい…

台風一過、大展望広がる谷川岳

これでもかというほど次々に襲来した台風も、どうやらやっと一息。台風一過の青空が見たくて、友人を誘って谷川岳へ向かう。 天神平から見上げた山頂は雲の中。予報では、山頂の天気は昼頃から良くなるという。流れは速いが、西にはまだかなりの雲が残ってい…

雄大な浅間山を望む黒斑山

夏休みも残りわずか…再びやってくる台風を前に、今日は次男と黒斑山へ。 雲は多いが、流れも速い。 次男は時々参加する赤城山のボランティア活動が好きだ。笹刈りや鹿からの防護ネット張り…活動の中でいろいろな話を聞けるのも楽しいらしい。 一緒に歩きなが…

二度上峠から登る浅間隠山

目が覚めて、窓の外に目をやると快晴の空。まて、まて、台風はどこへ? 次男を合宿先である嬬恋に迎えに行く予定だが、午前中なら山に行けるのではないか? あたふたと寝床から抜け出し、地図を広げる。 浅間隠山なら少し余裕を持って登れそうだ。急いで登山…

玉原高原 鹿俣山~ラベンダーパーク

「ここ、入っていくの?」車道からの登山道入り口は鬱蒼としていて、友人が不安そうな声をあげる。地図を確認して「そうだね」と森に入っていく私に、観念した様子でついてくる彼女がかわいらしくて、おかしかった。 高く伸びた木立から光が差し込み、森の中…

赤城 地蔵岳~小沼 単独行

梅雨が明けた。久しぶりにすっきりとした青空。 息子達も夫も出掛けている。ひとりでお昼を食べるなら小沼のほとりで食べようと、赤城に車を走らせた。 雪の季節に下った道を、今日は登りで歩いてみる。 地蔵岳山頂から眼下に広がる大沼と黒檜山が、夏らしい…

谷川連峰西端のキスゲ咲く三国山

友人とキスゲの群落が見られるという三国山へ。 登山道脇にはシモツケが咲き乱れ、まるでイングリッシュガーデンのようだ。 キスゲも満開で、丘を黄色に染め上げている。薄紫色のギボウシとの競演も美しい。 クガイソウは 咲き待ち。 白や水色のヤマアジサイ…

野反湖 満開のキスゲ咲くカモシカ平 単独行

野反湖には何度も来ていたが、カモシカ平までは行ったことがなかった。キスゲを撮りに行ってくると夫に伝えると、写真を撮るなら早朝に出ろとせかされ5時半に自宅を出発した。 山道のドライブも嫌いじゃない。窓を開け、冷たい朝の風にあたりながら運転をす…

赤城 黒檜 単独行

この週末は再び天気が崩れるというので山歩きは諦めていた。しかし、赤城県道沿いのコンビニへ食パンを買いに来てみると、深い青色の赤城が姿を現している。 サラダと目玉焼きを準備する私の傍らで長男がパンを焼き、夫がバターを塗っている。なかなかのチー…

赤城 地蔵岳~長七郎山~覚満淵 単独行

四十九日を迎えた母の魂を、父が地蔵岳から送ってやるのだという。ふたりの最後の時間をそっとしたくて、父には内緒で私はいつもより遅く山に入った。 梅雨の晴れ間に木々の緑が滲むようだ。母によく似合っていた鮮やかな緑の服が思い出され、森に響き渡る春…

赤城 黒檜~駒ヶ岳 単独行

前橋市赤城少年自然の家の若草キャンプに参加している次男を迎えに行くまでの時間を利用して、久しぶりに黒檜に登ることにした。 黒檜山登山口近くの駐車場に降り立つと、大沼は全面氷結しているが、気温は高い。 登り始めは雪もなく少しあっけなくも感じた…