赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

赤城 雪の新坂平~地蔵岳

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およそ1か月ぶりに赤城山を訪れる。曇り空に不安をおぼえつつ、カーラジオからの晴天に変わるという天気予報に望みをかけた。降り立った新坂平は、粉雪が舞っている。ジャケットの下にライトダウンを着込み、アイゼンを装着して地蔵岳へ向けて出発した。

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登り始めてしばらくすると体がぽかぽかと温まり、せっかく着込んだそれを脱いでザックに押し込んだ。さて、先に歩を進めようと前を向くと先程までしっかりあったトレースが見当たらない。風で舞い上がった雪が斜面を覆ってしまったのだろう。目印のピンク色のリボンを頼りに斜面を登っていく。時折、膝下まで雪に埋もれながらワカンを持ってこなかったことを後悔した。

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それでも1時間たらずで山頂に辿り着いた。いまだ雲は厚く空を覆っている。しかし、雪で閉ざされたその景色は厳かで神々しい。

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下山はトレースがしっかり残っている見晴山駐車場方面へコースを変更した。木々に吹き付けられた粉雪がそれぞれの木肌を美しく浮き上がらせる。白樺の大木にそっと手を添え今日という日に感謝した。

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<今日のルート>

新坂平駐車場7:17~見晴山駐車場への分岐7:48~地蔵岳山頂8:08/8:35~見晴山駐車場への分岐8:48~見晴山駐車場9:05~新坂平駐車場9:20