赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

日光男体山をのぞむ備前楯山

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夫が今日はお弁当はいらないというので、長男に昼食代の500円を渡し、家族より一足早く家を出た。

以前から「備前」という名前が気になっていた栃木の山…備前楯山。

私の生まれは「備前の国」、岡山県

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舟石峠駐車場には、他に車はなかった。

登山道は、一面の霜柱。

私が踏む霜柱のバリバリという音と、ゴーーーっと林を抜けてゆく低い風の音。

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ちらちらと雪が舞っている。光に当たって森の中をきらきらと輝く様子は、とても綺麗だ。

 

最後のひと登りの先には、見事な景色が広がっていた。

山頂は風が強いのではと思っていたが、それほどでもない。

空に浮かぶ雲が山に影を走らせ、見ていて楽しい…すっかり冬の空。

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スープを飲みながら景色を楽しんでいると、男体山の山頂に掛かっていた雲がとれて綺麗な山容を見せてくれた。来年は登りに行こうかな。

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岩陰に鳥の羽が散乱していた。何の鳥だろう…捕食されたのか?

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下山途中でかわいい柴犬を伴った男性が登ってきた。

少し脇道を行けば見晴の良い場所があり、袈裟丸連峰、庚申山、皇海山が一望できる。

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葉はすっかり落ちてしまったが、そんな木々から差す冬の光は美しい。

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駐車場まで戻ってきたが、少し歩き足りない。

銀山平まで車で移動し、展望台まで歩くことにした。

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自然公園内の展望台をイメージしていたので、歩きやすい散策路かと思いきや…

階段は朽ち、落ち葉に埋もれ、ラッセル状態。

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嫌いじゃないけど、踏み外せば滑り台だなぁ…ポールで落ち葉の下の状況を確認しながら進む。

目印はしっかりついていたので迷うことはない。

展望台は鎖で囲いがしてあった。木々の先に新芽の膨らみが…冬はこれからだよとそっと話しかける。

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展望台から戻る途中に苔が広がっていた。

きっとあまり人も訪れないのだろう。踏み荒らされず、もふもふと気持ちよさそうだ。

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<今日のルート>

舟石峠駐車場8:50~備前楯山山頂9:37/10:07~駐車場10:50~車で移動~銀山平登山者用駐車場11:15~展望台11:43/11:57~駐車場12:30

 

舟石峠駐車場には簡易トイレあり(とっても綺麗でした。感謝、感謝です。)

庚申川沿いの林道には20~30頭ほどの猿の群れがいた。歩いて通過するには危険かもしれない。