赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

榛名 霧氷の花咲く水沢山

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曇天の中、野鳥に会いに行こうと水沢山へ車を向かわせる。

水沢観音の駐車場に車を停め、直登の急な階段坂を黙々と登る。

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お休み石の手前で帰路を行く人々が、すれ違いざまに山頂の霧氷が綺麗だから急ぎなさいと言う。

皆その美しさを思い浮かべて、興奮ぎみだ。

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水沢山で見る霧氷の景色は初めてだ。

お休み石で野鳥観察の予定を変更し、そのまま山頂に向かって歩を速める。

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現れた霧氷は、ガラス細工のように繊細だった。

ハラハラと枝から舞い落ち、降りしきる幻想的な世界の中を歩く。

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山頂に着く頃には青空が見え始めた。

コーヒーを淹れ行動食をとっていると、白く染まった相馬山、二ッ岳、榛名富士が雲の中から現れた。

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2月は毎日のように訪れているという御夫婦と山頂からの眺めを堪能していると、先程下山して行った女性が息を切らせながら走って登ってきた。

2往復目だという彼女は、きっとトレーニングでよく来ているのだろう。清々しい様子が気持ちよく、かっこいい。

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下山する頃には、美しかった霧氷も水滴に姿を変えている。

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お休み石まで下山し、今日の目的だった野鳥観察。

荷物を下ろし、カメラを片手に鳥たちの声に耳を傾ける。

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なかなか傍までやってこないので、そろそろ下山を再開しようとしたところ、一羽のゴジュウカラが顔を見せに来てくれた。

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林の中からコンコンと枝をつつく音が聴こえ、コゲラアカゲラかと姿を探していると、正体はヤマガラ

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カケスらしき鳥が飛来して、再び飛んでいくも撮影はかなわず。

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駐車場に戻り、まだお昼頃だったので靴を履き替え、カメラを持って神社の周りを散策することにした。

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ちょうど観光バスが2台ほど停まり、観光客がワイワイと降りてきた。本殿から離れ静かな山門の方へ回ってみる。

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門脇からのびる小道をゆるゆると登り返していると、足元に福寿草が咲いていた。実は今日、登山道の去年咲いていた辺りで見られるかと期待していたものの姿がなく残念に思っていたので、すっかり上機嫌。

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夢中になって撮影していると、バランスをくずして尻もちをついてしまい、苦笑い。

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そして、ひっそりと木のむろに祀られた仏様に出会う。

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何度も訪れているはずなのに、ほんの少し新しい水沢観音の景色がみられてよかった。

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そうそう、こんなお顔にも出会えた…

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<今日のルート>

水沢観音大駐車場8:50~登山口9:00~ベンチ9:17/9:25~お休み石9:37~石仏群10:10~山頂10:27~10:55~石仏群11:05/11:15~お休み石11:45/12:00~ベンチ12:10~登山口12:32