ぐんまの県の花でもあるレンゲツツジ。
赤城で大群生がみられる白樺牧場わきの見晴山登山口が今日の山歩きのスタート。
見晴山から第2スキー場をぬけ、まずは大沼へ。ここの区間は高原地図にも国土地理院の地図にも記載はないが、実際にはルートも整備され標識もある。
大沼では林間学校のカッターが2艇出ていた。子供たちの元気な掛け声が、ここまで聞こえてきて微笑ましい。
奥に見えるは、最高峰の黒檜山。
もちろんリフトもない小さなスキー場の中に、可愛らしい草花が咲いていた。
クサタチバナ(草橘)
サクラソウ(桜草)
去年閉館したさいたま市立少年自然の家は東毛林間学校と看板が付け替えられていた。その前から関東ふれあいの道「カラマツと熊笹のみち」を入る。ここまで入ってくる県外ハイカーは少ないので、静かな山歩きを楽しめるコースだ。
クワガタソウ(鍬形草)
出張峠を超え、長い階段を下って林の中を歩いて行くと、沼尾川に出会う。
人によっては苦手なルートかもしれない。ただ私はここの景色がとても好きで、毎年このルートをまた訪れようと思うのだ。
川を渡って300mほど先の分岐を、鈴ヶ岳へ向かう。ここからは目印のリボンもあるが迷いやすいのでルートを慎重に確認しながら進む。冬ではあるが、遭難死亡事故もあった場所だ。このルートを逆に鈴ケ岳から下る場合は、さらにルートがわかりづらい。
鈴ヶ岳のコル…大ダオから鈴ヶ岳山頂を目指す。実はあまり展望がよくない鈴ヶ岳山頂はパスしてしまうことが多い。今日は夏に向けて少し長い距離を歩くのにも慣れておかねばと、自分を鼓舞した。
途中のこの景色が、おそらく一番いい眺め。
アオダモ?
山頂の木陰に腰を下ろし、お昼にした。食後に珈琲を淹れ、本日の和菓子…草大福。
下山は大ダオから新坂平へ。鍬柄山から大沼や黒檜山、駒ケ岳を望む。
こちら側はレンゲツツジよりヤマツツジが多いようだ。蕾も多く、見頃はこれからかと思う。
駒ケ岳登山口まで下山して、白樺牧場前の道を歩いて駐車場へ向かう。
スミレ
キンバイ
白樺牧場のレンゲツツジは、まだまだこれからといった感じ。総合観光案内所で、定番のソフトクリームをいただいた。牧場のソフトクリームって、特別だ。
案内所前の植栽でサラサドウダンが満開。次の主役は、君かな?
ズミと思われる花。青々とした緑に満開に咲く白い花が爽やかだった。
鈴ヶ岳から下山する途中で出会った母と同じ年頃の女性3人と観光案内所で再会し、駅まで送って行くことになった。見晴山のツツジの見事さに歓喜の声をあげる彼女たち。日本100名山は登り終え、今でも月に3回ほど山歩きをしては時に海外のトレッキングツアーにも参加しているのだという。 30年後…自分も頑張ろう。
<今日のルート>
見晴山登山口8:50~見晴山山頂8:58~東毛林間学校(旧さいたま市立少年自然の家)9:30~出張峠9:42~鈴ヶ岳分岐10:33~大ダオ11:23~鈴ヶ岳山頂11:50/12:16~大ダオ12:40~鍬柄山13:05~鈴ヶ岳登山口13:45~総合観光案内所~見晴山~見晴山登山口駐車場