すっかり西上州の豊かな表情に魅了された私は、「山と高原地図」のガイドブックを参考に次の山を探した。
スリルあふれるミニ岩峰の鍬柄岳とゆったり高まる大桁山の二つの個性を楽しめる西上州入門の山…そんな文言が目に留まる。
岩場の取付きで余分な荷物をデポ。空いたスペースにカメラバックを突っ込んで、鎖を握りしめた。
平日の一人歩き。他に登山者もいない。
否が応でも気が引き締まるが、以前ほど足がすくむような力みはなくなった。
しかし、登り切ったかと思えば、まだ先があり…うぉっ(笑)
山頂からの眺めは最高だった。上州のテーブルマウンテン…荒船山がよく見える。
朝日に照らされた送電線…
「山と高原地図」には記載がないが、鍬柄岳の岩場取付地点から大桁山へは高崎山岳会の方によって整備されたサブルートがある。迷うことはなかったが、途中ザレた斜面のトラバースは、掴むものも、お助けロープもなく、岩場より気を遣った。あとは、ゆったり、まったり。
君は誰？(笑)
大桁山山頂手前で、鳥たちが賑やかなポイントがある。しばらく、野鳥観察するものの写真には納められず。エナガかなぁ…残念！
ベンチに腰掛け陽だまりの中で珈琲を飲みながら、ぼんやり鳥の姿を追った。
ゆるゆると下山開始。
たまにはセルフポートレート。影なら痩せて見えるっと遊んでみたり…
鮮やかなピラカンサのある駐車場に戻って、本日おしまい。
＜今日のルート＞
自宅5:30～大桁やすらぎの森駐車場7:00/7:10～鍬柄岳登山口7:25～コル7:53/7:58～鍬柄岳山頂8:18/8:50～岩場取付点9:08～鉄梯子9:20～川後石峠からの林道を横断(大桁山登山口)9:42～変形十字路9:55～大桁山山頂10:23/10:40～変形十字路11:03～川後石峠11:25～大桁やすらぎの森駐車場12:00
※大桁やすらぎの森駐車場までの車道は、かなり細いので注意。
