赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

豊稲田姫伝説 稲含山

2018/12/22

 

数年前に榛名の相馬山で会った方から稲含山に伝わる伝説を聞いて
行きたい行きたいと思いつつ、今日まで来ることはなかった。

 

f:id:JKazy:20181223114229j:plain

  

葉を落とした木々にとまる鳥たちの姿を、さえずりを頼りに探しながら歩く。

今年は、野鳥のウソとの出会いが多かったな。

 

f:id:JKazy:20181223114403j:plain

 

何とも慈悲深いお姿。

 

f:id:JKazy:20181223114509j:plain

 

枯れ木も山の賑わい というけれど

つまらないものも無いよりはまし というより

これはこれで美しい。

 

f:id:JKazy:20181223114558j:plain


赤城山。あの麓に我家。

 

ブログ名が文法的におかしいのではないかと思いつつ

何となく愛着がわいてしまい、変更しないことにした。

 

f:id:JKazy:20181223114746j:plain

 

本日、浅間山は雲の中。

 

f:id:JKazy:20181223114827j:plain

 

あの二つコブは先日歩いた鹿岳。手前には四ツ又山。

奥にドーンと構えるテーブルマウンテンは、山座同定に役立つ存在感たっぷりな荒船山

 

f:id:JKazy:20181223200332j:plain

 

遠くに広がる山塊は、八ヶ岳

雪のシーズンも行きたいなぁ…

 

f:id:JKazy:20181223114927j:plain

 

この山の伝説を教えてもらった榛名山

 

f:id:JKazy:20181223114953j:plain

 

稲含山には3つの神社があったが、こちらの社が一番古いものと思われる。

朽ちかけてなお、その存在感と何かの気配を感じた。

 

f:id:JKazy:20181223115022j:plain

 

もともと古事記のような実話と逸話が混在したような伝説が好きだ。

古事記の中にも穀物起源神話があるが

ここに祀られる豊稲田姫は、印度より口に種籾を隠して日本に渡り養蚕や稲作を広めたという。

 

f:id:JKazy:20181223115054j:plain

 

稲の種籾を口に含んだ→稲含み→稲含山

おぉぉ…ロマンを感じますね。

 

f:id:JKazy:20181223115131j:plain

 

しかし、何故こんな山奥に… 

縄文海進で関東平野の多くは湿地だったとはいえ…う~ん

と、そんな答えが出ないことを考えるのも楽しい。それが、伝説のおもしろいところ。

 

f:id:JKazy:20181223115203j:plain

 

神の水と呼ばれる湧水の氷結。

 

f:id:JKazy:20181223115239j:plain

 

駐車スペースには、もう1台停まっていたが

結局、誰に会うこともなく静かな山歩き。

 

f:id:JKazy:20181223115308j:plain

 

駐車場に戻ってから、一番新しい稲含神社を参拝した。

 

f:id:JKazy:20181223115341j:plain

 

冬枯れの植物たち…

 

f:id:JKazy:20181223115409j:plain

 

そこに宿る生命の力強さと美しさ。

 

 

 

 

 

<今日のルート>