赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

西上州 物語山と南牧集落を散策

 

2019/4/20

 

西上州でアカヤシオが咲く時期になり、今年は物語山を歩くことにした。

下山後は、荒船ダムと南牧集落を散策。

 

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歩き出した足元には可愛らしいコガネネコノメソウ(黄金猫ノ目草)。

 

 

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ハシリドコロ(走野老)。

去年調べた記憶が残っていて、すんなりと名前が出てきた。

そういう時は、何気に嬉しい。

ちなみに毒性が強く、素手で触るのもNG。

 

 

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スミレの区別は難しいけれど

このエイザンスミレ(叡山菫)だけは葉に特徴があってわかりやすい。

 

 

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本日一番の目的だった物語山山頂のアカヤシオ(赤八汐)は

やっと咲き始めたところだった。

今年は自分が思う以上に、どの花の開花も遅い。

 

 

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ま、写真を撮るには個体が綺麗でいいのだけれど

やっぱり山頂がふんわりとピンク色に包まれている様子が見たかったなぁ…

 

 

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今日はお天気もよく、西峰からは山々もよく見渡せた。

妙義山の先に見える白い峰は、谷川連峰

 

 

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浅間山も随分雪解けが進んでる。

 

 

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春やなぁ…

 

 

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西峰のピークから少し先まで進むとメンベ岩が見下ろせる。

戦国時代、敗軍の将兵が藤蔓伝いにこの岩に登り、財宝を隠して藤蔓を切り切腹して果てたとの伝説があるそうだ。(「山と高原地図」より)

伝説好きとしては、ここでしばし岩の上で繰り広げられたドラマを妄想…

 

 

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下山する頃には、谷間に光が差し込み

ちょいちょい写真撮影に足が止まって、なかなか進まず。

 

 

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こちらは、ニッコウネコノメソウ(日光猫ノ目草)かな?

 

 

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お、花枝がある!アブラチャン(油瀝青)だ。

 

 

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<メモ>

ダンコウバイには花枝がなく、アブラチャンには花枝がある。

 

 

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かなり離れたところから姿を確認するも何の鳥かは判別できず

帰宅後ズーーーームして、ヒヨドリと判明。

ちょっと別の鳥を想像していたのでがっかり。ごめんよ、ヒヨドリくん。

 

 

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マムシグサ(蝮草)の花模様は、粋な唐桟の着物のようだ。

 

 

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カテンソウ(花点草)。

 

 

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ヤマブキ(山吹)。

 

 

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登山靴からウォーキングシューズに履き替え、荒船ダムへ。

 

 

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名残の桜と花吹雪の中を、てくてく、てくてく…

 

 

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オオジュリン

違うかなぁ…

 

<追記>

違っていれば恥ずかしいのですが、いろいろ調べた結果、絶滅危惧種カシラダカではないかと。

カシラダカの特徴である2本の白い翼帯、別角度から撮影した写真で腹が白かったことからホオジロではなくカシラダカだと判断しました。

それでも、いまだに自信がありません。もし、間違っていたら是非教えて下さい。

 

 

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寂びれた親水公園が、遺跡のようでたまらない。

 

 

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私はこういう被写体が大好きだけど

夫はきっと関心ないだろうなぁ…

 

 

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今度来るときは、カメラを持ち替えて撮影メインで来ることにしよう。 

 

 

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さて、ダムを離れて集落へ。

 

 

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ちょっと気になった小道を入ってみると小さな神社。

ずっと受け継がれてきたんだろうな…

人々の営みに深く息づく信仰を感じる。

 

 

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神社は、集落を見守るように建っていて

 

 

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杉の木立の中を降りていくと

 

 

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むかし懐かしい光景が…

 

 

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母方の祖母が、倉敷市の焼杉の外壁が多く残る里山近くの集落に住んでいて

 

 

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桜や柿、無花果の樹木が集落の家々の周りや小川の近くにあり

 

 

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苔むした石積みやタンポポナズナやレンゲが咲く道を

花や土筆を摘んで歩いたりするのが大好きだった。

 

あの頃、母がよく作ってくれた草餅…美味しかったなぁ。

 

 

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如意輪観幸音と書かれた石仏。

慈愛に満ちた美しいお顔…

 

 

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少し緑がかった川面に桜の花びら。

 

 

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立派に番犬のお勤めを果たしていたワンちゃん。

 

 

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もうすぐ駐車場というところで、ふいにエンレイソウ(延齢草)。

 

 

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最後の最後にエンゴサク(延胡索)。

 

 

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気が付けば、夕暮れの光。

 

 

 

 

 

 

 

<今日のルート>