赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

菫と菊咲一華の登山道を歩く 大峰山と吾妻耶山

2019/5/12

 

 

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GWの最終日。

次男の応援に大峰山にあるサイクルスポーツセンターを訪れた。

この辺りはまだ芽吹きの季節で

スミレ咲く季節に、この大峰山を歩こうと確か以前に計画したままであることを思い出す。

帰宅後、いろいろ調べてみるとキクザキイチゲのお花畑もあるらしい。

 

 

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6日後の日曜日。 

登山口からすでにスミレが散りばめられたように咲いていた。

 

 

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スミレは種類が多く見分けるのをやめてしまったが、シダもしかり。

イヌケホシダか?とも思ったが、確信得られず断念。

 

 

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可愛い…

 

 

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途中、モリアオガエルの繁殖地である古沼へ寄り道。

カラカラカラと澄んだ鳴き声が聞こえた。

どうやらモリアオガエルの鳴き声だったようだ。

姿は見られなかったが、声が聴けてよかった。

 

 

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紫色のスミレの中に、白く小さなスミレが顔をのぞかせる。

 

 

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シロバナエンレイソウ(白花延齢草)。

 

 

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チゴユリ(稚児百合)。

 

 

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モミジイチゴ(紅葉苺)。

 

 

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大峰沼。

ここではカエルが大合唱中。

でも、鳴き声が古沼より野太い(笑)。

 

 

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ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)。

 

<メモ>

ワチガイソウは花びらが5枚で花枝に毛がある。

ヒゲネワチガイソウは5~7枚で花枝に毛がない。

 

 

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カエデ(楓)の花は、目が覚めるような緋色。

 

 

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オオカメノキ(大亀ノ木)。

タムシバの花も綺麗だったけど、上手く撮影できず。

 

 

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吾妻耶山山頂手前でキクザキイチゲ(菊咲一華)のお花畑。

 

 

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自分の想像を遥かに上回るお花畑に心が躍った。

しかし、その一面に咲いている様子を表現しようとするとなかなか難しい。

 

 

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日曜日だというのに、訪れる人は少なく

しばらくお花畑を独り占め(*´ω`*)

 

 

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木々の間から見隠れしていた谷川連峰が吾妻耶山山頂で目の前に広がる。

馬蹄形の始まりとおわり…谷川岳白毛門。

来月いよいよ挑戦の予定。

 

 

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ゲレンデの草地に出ると、歩いてきた大峰山が見えた。

その先に霞むは赤城山

 

 

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ここで、しばらく前から聞こえていた熊鈴の人に追いつかれる。

そのまま先に行ってくれればよかったのだが、何となくペースが一緒になってしまった。

その熊鈴が今まで聞いた中でも一番じゃないかと思うほど高音で

さらに、30センチ程の紐の先につけてザックにつるしてあるものだから

とにかく響く。滅茶苦茶、響く。

鳥のさえずりも、風の音もかき消してしまうばかりか

気持ち悪くなってきた。もう耐えられない…

思わず両手で耳をふさぎ「うるさい!」と声をあげてしまった。

 

少し離れた場所だったが、私の声が聞えたのか

それとも耳をふさいだ様子で気付いたのか

その後、しばらく熊鈴の音はしなかった。距離もあけてくれたようだ。

そのお心遣いには感謝したい。

 

たしかに、熊の生息域ではあるし怖いのもわかる。

しかし、度が過ぎれば何事も…だ。

あれでは森の声は聞こえない。

 

 

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目の前に広がる雄大武尊山に別れを告げて

再び、小鳥のさえずりに耳を傾けながら森の中を歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

<今日のルート>