赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

赤城 見晴山~出張峠~鈴ヶ岳~鍬柄山 単独行

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10年程前から、会社近くにある父の家で父が作るお昼御飯を食べている。母が亡くなった今も、その日課は変わらない。

父は学生時代、山岳部。今も赤城のボランティアガイドをしていて、私の良きアドバイザーだ。

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去年の秋、息子達と鈴ヶ岳から出張峠を回ってルートがわかりづらかった事を話すと、そのコースは反対から回った方がいいと教わった。 

今日は1人、見晴山から入る。

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朝靄の中を歩く…空気まで瑞々しい。

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我が家にも植えてあるヤマボウシは好きな花のひとつだ。森の中で見ると、その楚々とした姿が際立って見える。

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出張峠から階段で急坂を下る。前回は最後にこの階段を登りあげたので、かなりきつかった。 

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ヤマアジサイが、いたるところで満開だ。あるとわかって行くよりも、サプライズ的な出会いは何とも嬉しい。 

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ここは深山というだけあって、静かな山歩きが楽しめる。私が鳴らす鈴の音と葉を打つ雨音。そして、沢の音。

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沼尾川に掛かる橋を渡り、少し先に進んだ辺りで沢の岩陰で黒い影がふたつ動いているのに気がついた。

全身に緊張が走り、息を止め、影を追う。 

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岩陰から出てきたのは、下流から沢伝いに登ってきた男性ふたり…緊張が解けると同時に、おかしさがこみあげてきた

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鈴ヶ岳に向かう分岐から大ダオへ。以前、ルートがわかりづらかった場所だ。

確かに、ルートと間違って入りやすそうな箇所が多い。しかし、下から見上げた方が印が目にとまりやすく、不安なく進めた。 

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葉の下で雨宿りをしていた薄黄色の蝶が、いっせいに飛び立った。あまりに幻想的な美しい光景に、不覚にもカメラを構えることすら忘れてしまう。

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予定では鈴ヶ岳山頂にも行くはずだったが、今日は岩が濡れて滑るだろうと中止。

相変わらず霧の中だが、空が明るさを増している。 

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赤城山総合案内所で、久しぶりにソフトクリームを楽しむことに。ここしばらく我慢していたので、なおさら美味しい。 

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シモツケが咲く道を歩いて駐車場へ向かう。

今日もいい朝。幸せだ。 

<今日のルート>

見晴山登山口駐車場7:12~見晴山7:20~第2スキー場~沼尻(車道歩き)~さいたま市少年自然の家(現在、閉館)7:40~出張峠7:51~分岐8:36~大ダオ9:26~鍬柄山9:50~鈴ヶ岳登山口10:35~赤城山総合案内所~駐車場