お気に入りのカメラ…CASIO EX-ZR100。味わい深い表現が大好きだったのに、とうとう壊れてしまった。修理に出したいという私に、夫は「無理だね」とそっけない。
気に入った道具だけを使い続けるタイプの私は、すっかり気落ちしてしまった。
見かねた夫から「これ、使ってみる?」と差し出されたのは、Canon EOS M2。Nikon派の私にとって、未知の世界だ。持ってみると、軽い。これなら、北岳のような山泊にも負担が少ないかもしれない。
まずは試しに撮ってみようと、夏休みに入った息子達を誘って赤城自然園へ。
今年は是非、写真に撮りたいと思っていたレンゲショウマが咲き始めている。
園内は程よく手入れされており、自然の林の風情そのままに味わうことができる。
両親がふたり揃って写真を趣味にしているだけあって、息子達は物心ついた時から首にカメラを提げていた。
生粋のカメラ小僧。
長男は私が手にしているカメラを狙っていたらしく、少々不満気だ。手持ちのカメラに悪戦苦闘する彼の姿が、何ともかわいらしく思えた。
海を越え、2000キロ超の旅をするというアサギマダラに出会う。
道案内の看板の上にシャクトリムシ。小枝でつんつんとかまってみると、「私は枝です」と言わんばかりの演技に、思わず息子達と大笑い。
セゾンガーデンの散策の小道は、少し趣が異なる。イングリッシュガーデンの雰囲気だ。
気がつけば、閉園時間。午後から山の雰囲気を味わうにはいい場所だ。「お父さんも誘って、また来よう」息子達の提案に快諾した。
<赤城自然園>
2016年開園期間=春:4/8~6/5 夏:7/8~8/28 初秋:9/9~10/10 晩秋:10/21~11/20
開園時間=9:00~16:30 ※入園は15:30まで
入園料=大人:1000円 ※セゾン・UCカード提示で500円 小人:500円
ペット同伴不可 ※補助犬は可
レンゲショウマは咲き始めたばかり。見頃は1週間~10日後ではないかと思う。