赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

赤城 登り初めに黒檜から富士を望む

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赤城の大沼から車で30分程下ったところにある我家。

その車のフロントガラスに霜がついていなければ、赤城の霧氷はない…

以前、夫が言った言葉を黒檜登山口から登り始めながら思い出していた。

彼の言葉は、憎らしいほどよくあたる。

去年の冬も雪が少ないと言っていたが、今年のそれは少し異常だ。

山頂で出会う地元の登山者と情報交換をするが、皆一様に心配そうだった。

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霧氷はやはりなかったが、薄曇りから射す太陽の光がドラクロワの絵画のように空を演出する。

何度も訪れる山だからこそ、どんな姿も愛おしく、美しいと思うのかもしれない。

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駒ケ岳に向かう途中の水沼・大間々方面への分岐で新しい看板が目に入った。

「絶景スポット 60歩」

その言葉に導かれ予定のルートから60歩外れてみると、広大な関東平野地蔵岳の向こうに富士山がくっきり浮かんで見えた。

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駒ケ岳に向かう道は気温があがるとドロドロになる。今日は、まだ大丈夫そうだ。

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駒ケ岳山頂付近で、いつもなら野鳥の姿を見かけるのに、今日はさえずりさえも聞こえない。

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大沼の氷結も、まだのようだ。

 

<今日のルート>

黒檜登山口7:35~駒ケ岳分岐8:51~黒檜山頂展望台8:56/9:05~駒ケ岳分岐9:12~駒ケ岳10:08/10:33~覚満淵分岐10:49~駒ケ岳登山口11:29