先に断っておこう。今日の山歩きの写真はつまらない。
雪はグズグズだし、花もない。その上、なかなか強い風が北西から吹いている。
しかし、こんな時こそ楽しめることがある。地図読みだ。
実は写真の趣味よりも遥かに長い。小学生の頃から、地図が好きだ。
以前から鍋割山・荒山周辺のマイナールートが気になってしかたがなかった。
風の影響が少ない南面の林の中のルート。熊も、まだ寝ているだろう(と、信じたい)。
葉が落ちた木々の間からは、周りの山々、地形が確認できる。
鍋割へ向かう稜線上は、きっと風が強いだろうと判断して、残雪の荒山に向かう。
その先の「ひさし岩」から見える地形も気になる、気になる…
ここからは、地蔵、黒檜、駒ケ岳、長七郎と見渡せるが、今日のお目当てはこれではない。
ここからのびる尾根と沢の造形美…地形図の等高線で確認して楽しむ。
この先の分岐から小沼にでる道がある。いつか、そのルートも押さえておきたいものだ。
それにしても赤城山は、マイナールートといえども、とても整備が行き届いている。
これを管理してくださる方々に、あらためて尊敬と感謝。
<今日のルート>
姫百合駐車場10:13~分岐10:25~四季の道~一般道に合流10:40するが展望の広場・荒山方面の道を進む~展望の広場11:25~アイゼン着~荒山12:25~南尾根方面へ下山~アイゼン脱~ひさし岩12:45/13:00~休憩舎がある分岐13:08~棚上十字路13:36~荒山高原・姫百合駐車場方面へ~荒山高原13:50~駐車場14:18
※ここでいう一般道は、多くの登山者が使用するルートをさすことにした。また、マイナールートと表現したが、山と高原地図にも記載があり、きちんと整備されている。