西上州の里山は、私の原風景に似ている。去年の春から気になっていた神成山…名前を思い出せずモヤモヤしていたところ、またもや群馬のブロガーさんがアップ。春の息吹を感じたくて、ひとり出掛けてみる。
登山口でジュウニヒトエ(十二単)が出迎えてくれ、今日はなかなか先に進めない予感。
天気予報はくもり。時折、陽が射すが、暑くもなく寒くもなく快適な山歩き。
山の彩はツツジが主役になっていたが、新芽と一緒に咲きだす山桜も満開となり、その楚々とした様子が、とてもいい。
九つのピークを縦走するコースからは、ふもとの町がみえ、上信電鉄のガタンゴトンという音が聞こえてくる。
もう咲き終わっているだろうと思われたオキナグサ(翁草)が、翁の髭の中で一輪二輪とまだ咲いていた。
撮影をしながらゆったりのったり歩いても、2時間半で最後のピークに辿り着いた。久しぶりにドリップで珈琲を淹れ、楽しみの和菓子…キンツバをいただく。
山を下り、里の車道を歩いて駐車場である宮崎公園に戻るが、なかなか素敵な風景で山歩きよりも道草をしながらのんびり。
もう鯉のぼりかと思ったが、気がつけば4月も下旬。
そういえば、小学生の頃も道草が好きで、なかなか家に帰らず怒られたな…
好物だらけだ…
たまらん。
とまらん(笑)
宇芸神社。
山歩きのつもりが、すっかりスナップ撮影に。里山歩き…やっぱり楽しい。
<今日のルート>
宮崎公園駐車場9:25~姫天狗(見晴台)9:50~龍王ピーク(神成城址物見台)10:25/10:32~旧宇芸神社跡山頂11:00~吾妻山11:40~祭祀跡12:10/12:30~車道歩き~駐車場14:00