先日駐車場から歩き始めのところでミスをし、登山口にすら立てなかった水ノ塔山、篭ノ登山。自宅を出発する時間も早くして、今日はゆったりとした気分。
高峰温泉前の登山口から登り始めると、さっそくツリガネニンジン(釣鐘人参)が出迎えてくれた。
ひときわ鳥のさえずりが賑やかな場所があって、何羽もコガラの姿を確認できた。ただ、カメラを向けると枝や葉の影に隠れたり、背中をむけたり…やっぱり鳥の撮影は難しい。
イワインチン(岩茵陳)
最後の岩場を登りきれば、まずは水ノ塔山山頂。眼下に見えるのは、アサマ2000スキー場。
赤ゾレ。登山道はきちんと確保されているので、さほど危険はない。
高峯山の先には小諸、佐久の町…そして、八ヶ岳。今日は、誰か登っているのかな?
篭ノ登山からは黒斑山越しの浅間山が見えた。手前左が、先程通ってきた水ノ塔山。
お昼にするには早いので、まずは西篭ノ登山に向かう。左にちょこっと湯の丸山が顔を出してる(笑)
西篭ノ登山へ行くには鞍部に一度下って登り返すので行かない人も多いが、なかなか趣のある道だ。
マイヅルソウ(舞鶴草)のハートの葉っぱが紅葉している。空も風も森も、もう秋の気配だ。
西篭ノ登山より篭ノ登山を望む。
シラタマノキ(白玉木)の実があちらこちらで鈴なりに。
オオカメノキの実?
篭ノ登山に戻って、お昼にした。
ジェットボイルでお湯を沸かして、トムヤンクンヌードル。食後にドリップ珈琲を。
支度も片付けも、今日はゆっくり、ゆっくり時間を楽しんだ。
そう、こんな風に山ですごす時間が大好きだ。
来年はソロ用のテントを買って、思う存分山でゆっくりしたい。
今度は根子岳から縦走したい四阿山。その右手に草津白根。麓には、キャベツ畑広がる嬬恋村。
そろそろ…と腰を上げ、6月に友人と訪れた池ノ平湿原側へと下っていく。
望遠レンズで浅間山をとらえてみる…モクモクと噴煙。大丈夫?
Jバンドも歩いてみたいけど、あまりモクモクしていると怖い…
池ノ平から高峰温泉、駐車場へは林道歩き。かわいい花を見つけたが、名前わからず(T_T)
後日、hanarianさんがアカハナだと教えてくださいました。そして、自分でも調べていく中で花の形状や植生環境(標高や地質など)からイワアカバナ(岩赤花)ではないかと!
綺麗な色のオダマキ…
ハンゴンソウ(反魂草)…反魂とは魂を呼び戻すこと。深裂する葉を幽霊の掌に見立てたことに由来。
(引用:栃の葉書房 山草図鑑)
こちらも、hanarianさんの御指摘により、キオン(黄苑)と訂正させていただきます。ここで、違いの特徴を備忘録までに…
実はハンゴンソウ…キク科のキオン属とあって花はキオンにそっくりです。図鑑やネットの写真なども確認しましたが、なかなか素人目には違いがわかりません。決定的な違いは葉です。ハンゴンソウの葉は三裂、キオンの葉は裂けておらず互生して鋸歯があり細長く先端は尖っています。
高峯高原ビジターセンターでキャベツソフト450円。前回、次男と黒斑山に登った時は、お店がお休みで食べられなかった。さて、さて、お味はいかに…
おいしい!
キャベツは自己主張を随分控えめにしているよ(笑)
<今日のルート>
前橋5:35~松井田妙義から佐久まで高速利用~車坂峠駐車場7:30/7:45~高峰温泉(登山口)8:05~水ノ塔山9:05/9:15~篭ノ登山10:00/10:13~西篭ノ登山10:42/10:48~篭ノ登山(昼食)11:20/12:17~池ノ平口12:50~高峰温泉13:47~車坂峠駐車場14:10