赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

赤城 新雪踏みしめ鍋割山

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前橋は、29cmの積雪だった。

免許取りたての長男は、これは好機と夫を教官に雪上運転の訓練。群馬に住んでいれば、必要なスキルかも。

その夫から「お母さんは、スノーシューで家の周りを歩いてくれば?」とからかわれるも「さすがにねぇ」って笑って答えたのに、翌朝広がった青空が山においでと呼んでいる…

家から一番近い登山口、赤城山の姫百合駐車場へと車を走らせた。

 

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木々からキラキラ輝きながら落ちる雪にカメラを向ける。

そこで無情にも「SDカードが入っていません」の文字 (._.)

雪は、ふっかふか。

今日は歩くことを楽しもう…気持ちを切り替えた私のすぐそばで、ヒガラが美しい声でさえずった。

今日にかぎって!

 

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途中で休憩中の男性ふたりに「先行者はひとりだから、よく踏んでいってねぇ」と声をかけられ「がんばります」と答えた。

山頂手前で可愛い犬を連れたその先行者とすれ違ったので、ラッセルの御礼。

 

関東平野が一面雪景色。

新たな雪雲が青空を覆い始め、幻想的な世界が広がっていた。

インナーダウンを中に着込んで、朝淹れの珈琲とフランスパン。

  

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犬連れの先行者、後から到着した男性ふたりは、ほぼ毎日鍋割に登ってくる方々だった。

同じような方は20名ほどいるらしい。「今日は、もっとみんな来てると思ったんだけどなぁ」という男性の話を聞きながら、いつか歳を重ねてここから季節が移り変わる様子を日々感じるのもいいと思った。 

 

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林の中を歩いていると、風が抜け木々からいっせいに雪が舞い落ちた。

差し込む太陽の光に反射して、暗い林の中を虹色の光が解き放たれたようだった。

「今日も、いい山歩きができました」

そう思って、スマホに写真を収めた。

 

 

 

<今日のルート>

姫百合駐車場10:45~荒山高原11:52~鍋割山山頂12:45/13:15~荒山高原14:00~駐車場14:25

 

※例年より雪は少ない。去年の2月の様子はこちら。

 

jkazy.hateblo.jp