2018/9/27~9/28
我家にあるヤマケイJOY2005年秋号で目にした涸沢の紅葉に憧れて…
いつか行きたい、いつか見たいと思い続けて13年。
やっと念願が叶うというのに、歩き始めは雨。
上高地を訪れたのは、幼い次男を背負って徳沢でキャンプしたのが最後。
今日は、テント装備を担いでソロで歩く。
最初の計画は2泊3日で北穂高岳にも登る計画だったが、
台風接近に伴い天気予報が目まぐるしく変化…
金曜日は何とか晴れそうだというので、1泊2日涸沢ピストンに予定を変更した。
横尾の橋を渡ると散策路から登山道へ…
Sガレを過ぎたあたりから勾配もきつくなる。
手ごろな岩を見つけては背負ったままザックを預けて、しばし休息。
雨は次第に小降りとなり、涸沢に着くころには切れたガスの合間から青空がのぞくことも。
こんな時の空の模様は、神々しく美しい。
涸沢ヒュッテのテラス。
テントを設営し、紅葉を愛でながら「おでん」と生ビール…美味しい ♪
お約束…ですよね?
まだ、少し早かった?
もう少し赤色が欲しいと思うのは贅沢かな('_')
あちらに見えるは涸沢小屋。
穂高初心者には、山座同定は難しい…
これは北尾根の6峰あたりか…な?
で、あれが屏風ノ頭と耳?
日の出前、星空や如何にとテントより顔出す。
夜だというのに空が明るい…テントを抜け出してみると穂高の上に煌々と輝く月。
月夜に照らされ浮かび上がる山肌は、昼間の姿と一味違う。
月が山の端に沈むころ、今度は朝日が山肌を赤く染めた。
写真を撮っていただいた方に、こんな天気に北穂高岳にも登らないなんてもったいないと言われたけれど
今年は、これで十分満足。幸せだ。
楽しみは、小分けがいい。
次は君を目指そう…そう心で約束をする。
うーん、北尾根の2峰から6峰?前穂(1峰)〜6峰
谷の先に朝日を浴びるは常念岳か。
( 平たいのは横通岳、左の少しギザギザしているのが東大天井とわかさんに教えて頂きました! )
ま、ま、前穂高であってる…かな (;'∀')
( 間違っていました(笑) 北穂です:わかさん、Spcial Thanks!)
紅葉のトンネルをくぐって、のんびり写真を撮りながら下山開始。
昨日は雨も降っていて、俯きかげんに歩いてきたから
ピストンだけど何だか新鮮。
まるで赤い宝石…マイヅルソウは実もかわいい。
名残惜しく、幾度も振り返ってはカメラを向ける。
ヤマハッカ(山薄荷)。
山友さんが教えてくれた徳沢の自家製プリンは、すでに売り切れていた。
珈琲ソフトを注文したら、珈琲味のソフトクリームではなく無糖のアイスコーヒーにソフトクリームとシナモンパウダーが乗ってきた。
甘さと程よい苦み…いい意味で予想をを裏切られ、顔がほころぶ。
そのベンチから見た景色。
あえて、そのベンチから…
ハルキストではないけれど、何となくノルウェーの森。
上高地の水面って鏡のようだ。
そして、モネの庭ってこんな感じなのかなって想像する。
バスターミナルに向かう前に、今一度振り返った。
そして、山と出会いと家族に…感謝、感謝。
<今日のルート>