2018/12/9
それだけではものたりなく
わたらせ渓谷鉄道を利用して、ふもとの町も散策することにした。
静かな無人駅。
まずは、乗車。
花輪駅へ…
国登録有形文化財「旧花輪小学校記念館」
中学時代は岡崎市の田舎に住んでいて、まだ木造校舎だった。
あの頃も窓枠が歪んでいて、隙間風が寒かったんだよね…
だけど、そんな窓から差し込む柔らかな日差しが大好きだった。
ストーブ近くの席になると、ものすごく熱いし、眠いし…
どこに身をおいても、すべてが満足な状態にはならないのだけれど
村下孝蔵の「初恋」とか
イルカの「なごり雪」とか
昭和のフォークソングが頭の中でリフレインして
あの頃の思い出と木造校舎は、紛れもなくひとつの映像として私の中にある。
ここを訪れて、よかった。
往きは車窓から眺めていた、足尾銅山の隆盛と共に栄えた街道を歩く。
生活の香りがする古民家がいい。
ほんの少し名残の紅葉も。
時折、通りすぎる「わ鐵」を楽しみ
緑色を帯びた美しい渡良瀬川の姿を愛で
すっかり主役から脇役となってしまった荒神山へ…
赤城山の山頂あたりは、雪のようだ。
古路瀬渓谷と時折姿を見せるわたらせ渓谷鉄道を眺めながら
貴船神社で本日の山歩きに感謝をお伝えし
起点の上神梅駅まで戻って
これにて、おしまい。
<今日のルート>