2019/3/17
次男と一緒にスノーシューで雪山ハイク。
午後の雪予報が早まったのか、歩き出して早々に雲が立ち込めてきた。
森ごとに木々の成長に違いがあり
まさに「植生の遷移」が見られると次男が興奮気味に説明してくれた。
裸地から森林がどのように形成されるのか
植生が変化しない安定した状態をクライマックスと呼び
シラビソの中に1本立つ落葉樹は、倒木などが原因で始まった二次遷移だということ。
そして、笹原の中に枯れたシラビソが残るのは既に次の森林形成の過程であり
それによって肥えた土壌が再生し、やがて陽樹を中心とした森が形成され
また、陰樹の森へと遷移していく…
それを何百年もかけ、種がなくなってしまわないように少しづつ場所を変えてやっているのだという。
なんと壮大な現象だろう。
森は自ら再生する能力をもち、その生態系の中で生まれ枯れていく命が次の命へと繋いでいる…
そんな視点で森を見たことがなかった。
森を見る目も、次男を見る目も明日から変わりそうだ。
<今日のルート>