赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

ブナの森を歩く 迦葉山から尼ヶ禿山

2019/5/25

 

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例年であればGWに迦葉山の弥勒寺へ天狗面の奉納と新しい面をお借りしに行くのだが

今年はなかなか都合があわず、今日になってしまった。

 

 

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夫に車を玉原湖側に回してくれるようお願いし

私は参拝の後、迦葉山から尼ヶ禿山まで縦走して玉原湖へ抜けることにした。

 

 

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玉原湖近くの沢で新緑の写真を撮る予定だという夫に行ってきますと手を振り

まずは奥ノ院である和尚台へ向かった。

 

 

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 歩き始めた登山道脇には涼しげに咲くラショウモンカズラ(羅生門蔓)。

 

 

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クルマバソウ(車葉草)は、その名のごとく。

覚えやすくていい。

 

 

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お、今年になって初めましてだね…ギンリョウソウ(銀竜草)。

 

 

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ほんの2週間前、みなかみ町大峰山に登った時はまだ春らしさが残っていたが

すっかり初夏の装いだ。

 

 

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荷物をデポして、和尚台へ。

胎内潜りをして和尚台のてっぺんまで伸びる鎖を辿ってきたが

途中で恐怖心に勝てずやめた。無理する必要は何もない。

 

岩の間から美しく裾野を広げる赤城山が見えた。

そういえば、新元号になってからまだ訪れていない。

 

 

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迦葉山の山頂を踏み、尼ヶ禿山に向かう途中にブナの森。

 

 

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雪解け水か。

それとも、湧水か。

 

 

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足元の流れにブナの鮮やかな緑が映り、思わず美しさに歩みを止めた。

 

 

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春蝉がにぎやかに大合唱している。

鳥たちのさえずりも種々様々。

時折、キツツキがドラミングで忙しくリズムを刻む。

 

 

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少し終わりかけてはいたが

タムシバがあちらこちらで見られ

 

 

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新緑の中でその純白さが美しかった。

 

 

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山歩きで持ち歩いていたEOS M2は軽くてよかったのだが

今回の山歩きから、諸事情によってM3になった。

使いこなせるようになるにはしばらくかかりそうだ。

 

 

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尼ヶ禿山の山頂からは、大展望が広がっていた。

玉原湖の先には上州武尊の雄大な姿。 

 

 

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赤城山には、おそらく今日も多くの人が訪れていることだろう。

 

 

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振り返れば、木々の合間からのぞく谷川岳。 

 

夫が待つ玉原湖へ向かって一気に下山した。

途中、冷たいブナの湧水を汲んでゴクゴクと飲み干した。

そして、木陰に停めた車で昼寝をしていた夫に「ただいま!」と声をかけた。

 

 

 

 <今日のルート>

 

 

 

迦葉山は群100の一座であるが、尼ヶ禿山は入っていない。