2019/8/25
仙人池ヒュッテ、阿曽原温泉小屋で同泊だった60代の御婦人と
最近続いている体調不良について話す機会があった。
オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)。
それは更年期よ。
でも、大丈夫。50代になれば元気になるから。
え?終われば戻るんですか?
私も友達も終わったらスゴく元気になったよ。
シロヨメナ(白嫁菜)かな?
キンミズヒキ(金水引)。
まるで坂を転がり落ちるように
体力も気力もこのまま劣っていくのだと思っていた。
だから何とか踏みとどまろうと自分に負荷をかけては
思うようにできないことに、また落ち込み
もがいて、もがいて、そんな日々だった。
そうか、そうなんだ。
今は苦しくても、このトンネルには出口があるんだ。
だったら無理に踏ん張るのはよそう。
今の自分が楽しいって思える山歩きをすればいい。
そこで本日、花トラップで思いっきり溺れることに(笑)
自生するレンゲショウマ(蓮華升麻)の群落があるという鼻曲山へ。
今年は開花が遅れていることもあり、何とか間に合ったようだ。
身体は正直だ。
心が軽くなったら、足取りも軽い。
歩くスピードは相変わらず遅いままだけど
いつもの息苦しさがない。
楽しい。歩いていて楽しくて、楽しくて。
こんなに気持ちの良い山歩きは久しぶりだ。
ただレンゲショウマの群生地は登山道からかなり奥まで踏み跡が広がっていて
以前、写真で見た光景よりかなり個体数が減っているように感じた。
中には植物を平気で踏み倒して奥までいく人もいて
自分も写真を趣味にしている者として、とても複雑な気持ちになった。
うーん…見分けが難しい。
ノコンギク(野紺菊)か?
アザミ(薊)。
見上げれば眩いほどの緑。
しかし、吹き抜けていく風は秋の匂い。
<メモ>
・ツリガネニンジンの花は輪生状につくが、ソバナは一本づつ花柄を出し先端に花をつける。
・ツリガネニンジンの葉は普通輪生だがソバナは互生。
・ツリガネニンジンのガク片は細長く反り返るが、ソバナのガク片は幅広で横に広がる程度。
・ソバナの葉には長い柄があるが、ミヤマシャジンの葉の柄は短く普通互生、稀に対生。
・ミヤマシャジンの花柱は花冠より長く突き出る。萼片は披針形で鋸歯がない。
うーん。ミヤマシャジン(深山沙参)?
ゲンノショウコ(現ノ証拠)。
駐車場から美しい浅間山の姿が見えた。
<今日のルート>
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