赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

レンゲショウマ咲く鼻曲山

2019/8/25

 

 

仙人池ヒュッテ、阿曽原温泉小屋で同泊だった60代の御婦人と

最近続いている体調不良について話す機会があった。

 

 

f:id:JKazy:20190825213625j:plain

 

 

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)。

 

 

f:id:JKazy:20190825213923j:plain

 

 

それは更年期よ。

でも、大丈夫。50代になれば元気になるから。

 

え?終われば戻るんですか?

 

私も友達も終わったらスゴく元気になったよ。

 

 

f:id:JKazy:20190825214025j:plain

 

 

シロヨメナ(白嫁菜)かな?

 

 

f:id:JKazy:20190825214105j:plain

 

 

キンミズヒキ(金水引)。

 

 

f:id:JKazy:20190825214203j:plain

 

 

まるで坂を転がり落ちるように

体力も気力もこのまま劣っていくのだと思っていた。

だから何とか踏みとどまろうと自分に負荷をかけては

思うようにできないことに、また落ち込み

もがいて、もがいて、そんな日々だった。

 

 

f:id:JKazy:20190825214246j:plain

 

 

そうか、そうなんだ。

今は苦しくても、このトンネルには出口があるんだ。

 

だったら無理に踏ん張るのはよそう。

今の自分が楽しいって思える山歩きをすればいい。

 

 

f:id:JKazy:20190825214334j:plain

 

 

そこで本日、花トラップで思いっきり溺れることに(笑)

 

 

f:id:JKazy:20190825214411j:plain

 

 

自生するレンゲショウマ(蓮華升麻)の群落があるという鼻曲山へ。

今年は開花が遅れていることもあり、何とか間に合ったようだ。

 

 

f:id:JKazy:20190825214514j:plain

 

 

身体は正直だ。

心が軽くなったら、足取りも軽い。

歩くスピードは相変わらず遅いままだけど

いつもの息苦しさがない。

楽しい。歩いていて楽しくて、楽しくて。

こんなに気持ちの良い山歩きは久しぶりだ。

 

 

f:id:JKazy:20190825214554j:plain

 

 

ただレンゲショウマの群生地は登山道からかなり奥まで踏み跡が広がっていて

以前、写真で見た光景よりかなり個体数が減っているように感じた。

 

 

f:id:JKazy:20190825214925j:plain

 

 

中には植物を平気で踏み倒して奥までいく人もいて

自分も写真を趣味にしている者として、とても複雑な気持ちになった。

 

 

f:id:JKazy:20190825214719j:plain

 

 

うーん…見分けが難しい。

ノコンギク(野紺菊)か?

 

 

f:id:JKazy:20190825214823j:plain



アザミ(薊)。

 

 

f:id:JKazy:20190825215047j:plain



見上げれば眩いほどの緑。

しかし、吹き抜けていく風は秋の匂い。 

 

 

f:id:JKazy:20190825215129j:plain

 

 

 <メモ>
ツリガネニンジンの花は輪生状につくが、ソバナは一本づつ花柄を出し先端に花をつける。
ツリガネニンジンの葉は普通輪生だがソバナは互生。
ツリガネニンジンのガク片は細長く反り返るが、ソバナのガク片は幅広で横に広がる程度。
・ソバナの葉には長い柄があるが、ミヤマシャジンの葉の柄は短く普通互生、稀に対生。
ミヤマシャジンの花柱は花冠より長く突き出る。萼片は披針形で鋸歯がない。

 

うーん。ミヤマシャジン(深山沙参)?

 

 

f:id:JKazy:20190825215336j:plain

 

 

ゲンノショウコ(現ノ証拠)。

 

 

f:id:JKazy:20190825215258j:plain



 

駐車場から美しい浅間山の姿が見えた。

 

 

 

 

 <今日のルート>

<p>