2019/11/2
この夏、谷川馬蹄形を歩いた時に見た新潟との県境にまたがる大源太山。
秋色のトンネルを抜けてその鋭峰を目指した。
沢を渡渉し、急登を登り上げ
痩せ尾根と岩場を慎重に歩き辿り着いた大源太山の山頂からは
七ツ小屋、武能、茂倉、一ノ倉、谷川岳への稜線が見渡せ
その時の高揚感や感動がよみがえってきた。
馬蹄形の反対側に上越の山々が日本海へと幾重にも折り重なる姿を眺め
作ってきたお弁当を広げる。
とても贅沢なランチタイムだ。
私の後に上がって来た若い男性のグループのひとりから
幸せだなぁ~と心の底から素直な言葉がこぼれる。
それを聞いた私も幸せな気持ちに満たされ、ますます笑顔になった。
大源太山から七ツ小屋山、シシゴヤノ頭を周回するコースもあるが
今日は早くスタートできなかったので、大源太山からピストンで戻る計画だ。
しかしながら、その計画は結果的に写真を撮る私にとっては正解だった。
往路で光が差せばと思っていた場所が復路で予想通りの様子になっていて
思わず顔がニヤニヤしてしまう。
山用のカメラをCanonEOSM2からM3に変えてから
煽りの構図も寝っこがらないで済むようになった(笑)
液晶画面パカパカ様々。
渡渉ポイントから。
午後の光を浴びた秋の森は
不思議な静けさと興奮をもたらした。
<今日のルート>