赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

真田氏ゆかりの山城 岩櫃山を歩く

2019/11/10

 

 

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大河ドラマで一躍有名になった真田氏の拠点として位置づけられる城があった岩櫃山

岩と紅葉が織りなす景色のなか歩いた。

 

 

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城マニアではないが、山城のあった場所を歩くのは好きだ。

普段の山歩きとは違った雰囲気もある。

 

 

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この道を古の人も歩いていたのだろうかとか

この見晴台から敵の動きを見張っていたのだろうかとか

 

 

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想像するだけでワクワクする。

 

 

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大木を見ては、城の盛衰をずっと見守ってきたのだろうなぁと感じ

平家物語の冒頭「諸行無常の響きあり」のくだりが蘇る。

 

 

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頭の中では滝廉太郎の「荒城の月」

これは時々、無意識に口ずさんでしまうので気をつけなければ…

 

 

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今日はあの山頂に登るのはやめて

少し離れたもう一つのピークを自分の登頂ポイントにした。

 

ロープワークの現地訓練をしている大きなグループがあり

見知った顔が何名かみえたので

自分も所属している山岳連盟の個人会員の人たちではないかと思う。

そういえば、今月頭に届いた案内に書いてあったかな…

ここ最近、幽霊会員となりつつある(^^ゞ

 

実際、自分の中でも考えが変わってきていて

いろいろな知識を持つことはもちろん大切なことだけれど

最近は自分の山歩きのスタイルを考え、取捨選択しようと思い始めた。

にわか仕込みの知識はかえって危険だと感じるからだ。

これは自分の身の丈には合わないからやめようと決断するには

中途半端な知識は持たない方が潔くできる。

 

 

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自分の登頂ポイントと決めた場所も、眺めはとてもよかった。

2日程前に仙ノ倉山に初冠雪とニュースで見たので、

雲で頭を隠した上越の峰々は今日も雪かもしれないと思った。

先週、大源太山を歩いた時はもう少し後かと思った冬の訪れも

もうそこまで来ている。

 

 

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家で淹れてきた珈琲を飲みながら

山頂で飲むホットコーヒーが美味しい季節になったなぁとしみじみ。

 

 

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往路は尾根コースを歩いたので、復路は沢コースにした。

こちらのコースは展望がきかないせいか人がいない。

 

 

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静かな谷に午後の光が差し込む。

そうすると、再び頭の中がタイムスリップし古の様子を夢想する。

もう少し時間ができたら、群馬の戦国時代を調べてみたいと思った。

 

 

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駐車場に戻る前に本日の御礼のため岩櫃神社を参った。

山の斜面に開拓された田畑と岩櫃山を双方眺めた。

畑の傍には今も丁寧に祀られた古い祠があり

山と人々の営みに温もりのある絆が見えた気がした。

 

 

 

<今日のルート>