2019/12/5
友人たちと初冬の浅間山へ。
積雪はほとんどないが
大きく育った霜柱や見上げた峰の美しい樹氷が厳しい冬の訪れを感じさせる。
入山が許されている最終ポイントの前掛山へ。
名物の爆風は想像していたよりもやや穏やかだったが
予定の行程より遅れ始めていた。
彼女たちだけでも前掛山へと、先に進むように勧めた。
自分も避難シェルターまでは頑張ろうと少しづつ小さくなる姿を追う。
シェルターでは友人たちが笑顔で待っていてくれた。
前掛山はガスで姿を現さず、今日のピークはここまで。
引き返す私たちの前にほんの一瞬前掛山へと延びる道が姿を現した。
火山館の方のご厚意で
ギターの調べが流れる薪ストーブの温もりの中で
クリスマス会と私の誕生日を友人たちが祝ってくれた。
森に差し込む夕刻の光。
登山口へと急ぎ足で進む私たちの前に1頭のニホンカモシカ。
すぐに逃げ出すわけでもなく
その若いニホンカモシカはジッとこちらを見ていた。
<今日のルート>