2020/3/5
以前から気になっていた栃木の古賀志山。
歩きなれていない山域で初めて歩く山というのは緊張するけれど
今日は心強い北関東わんぱくトリオのメンバーが一緒だ。
縦走の出発点である風雷神社からパラグライダーの離陸地まで登り上げると
目の前には関東平野を埋め尽くすように広大な雲海が広がっていた。
自分のいる場所が標高500mにも満たない場所だということを忘れて
アルプスの頂に立っているような気さえしてしまう。
そんな夢から覚めるように雲海が切れ
あたりの峰々が顔をのぞかせ始めた。
西上州を想起させる岩峰と雲の共演は
中国の水墨山水画を彷彿とさせる。
天気が変わる瞬間というのはドラマティックだ。
幕を引くように雲が一気に引いていく。
こんなに街が近かったんだ…
眼下では通勤だろうか、車が右へ左へと走っていく様子がよく見える。
そんな人々の営みを時間が許せばいつまでも眺めていられるような気がした。
御嶽山の頂。
晴れわたった青空の先には日光ファミリー。
そして、これから向かう古賀志山。
森あり藪あり岩ありと表情豊かな山だ。
西上州もそうだが、人々の営みに古くから息づく里山は
高山にはない魅力が詰まっている。
北関東わんぱくトリオの山行らしく筑波山も確認。
2月から新たに仕事が増えた。
まだ体が慣れないこともあり疲弊しているが
精神的には充実した日々を送っている。
子供達もそんな私の様子をみて協力的だ。
昨晩、次男が作ったシーフードトマトスープは美味しかったし
長男は洗濯と掃除機がけをしてくれた。
今朝の新聞に養老孟司さんの記事があり
母親に「お前には心はかけたけれど、手はかけなかった」と言われ
名言でしょと答えている。
また、母親は忙しい方がいいとも。
と、いうわけで
忙しくなっても1ヶ月に3回は山に行きたいと思っている。
<今日のルート>