2021/5/9
アヤちゃんのお誘いで栃木県と群馬県の県境にある二子山へ。
これまで、その山の名前さえ知らなかったが
すっかりその魅力の虜になってしまった。
オレンジ色のヤマツツジが彩るルートを抜け
目の前に現れた立派なシロヤシオの木に息をのむ。
シロヤシオが見たいと言っていたアヤちゃんは
感激のあまり目を潤ませていた。
私も何冊か群馬の山の本を持っているが
このルートの紹介を今まで一度も目にしたことがない。
知る人ぞ知るという言葉がまさにあてはまりそうだ。
日曜日だというのに私たち以外、誰とも会うことはなかった。
鮮やかなトウゴクミツバツツジに染まる標高1160mの高鳥屋。
シロヤシオに囲まれて喜ぶアヤちゃん。
先週、母が我家から近い場所にある老人ホームに入居した。
新型コロナの影響で寂しさや不自由さがあるに違いない。
アレクサでビデオ通話をしたり、好きなものを届けたり
いろいろ工夫しながらやっている。
ここにテントを張りたくなる二子平。
二子山のピークは、ラストの激坂を思えば地味だ(笑)
続いて訪れた台石山は、アカヤシオが満開(´▽`*)
母とちゃんと向き合わなければ…
山を歩きながらずっと心の中でつぶやいていた。
私は母が求めるような娘にはなれなかった。
50歳を目前にして、未だに母に認めてもらいたいと願う自分に気付く。
自分の近くに母を呼び寄せて、本当によかったのだろうか…
お前の謀ではないのかと夕刻の母の言葉が胸を貫き
家族が寝静まった夜に慟哭する。
今日は、母の日。
母も母であり、私も母で
今日の山歩きは、私にとって大切な休息だった。
夫が、長男が気付かぬふりをしながらそっと力を添えてくれる。
大丈夫。
今日に感謝し、明日も笑おう。
笑う門には福来る!
止まない雨はない!
<今日のルート>