赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

残雪の巻機山

2022/4/10

 

 

沢歩きでお世話になったたま兄は

冬もいろいろ誘ってくれていたのだけれど

ただ、悔しいぐらい予定が合わなくて

やっと、行けます!と返事ができたのは

昨夏に米子沢を歩いた巻機山だった。

 

 

f:id:JKazy:20220413184636j:plain

 

 

やんちゃなたま兄はアイスクライミング中に滑落して

ただいま療養中…いつもより、ちょっとおとなしい…ちょっとだけ。

 

病院に運ばれたって聞いた時は、本当にドキドキして

死んだら許さないから!って思ったけれど

リハビリでもアイスやってたし

何があってもこの人は、這ってでも山に戻ってくるんだろうなぁ…

いくつになっても好奇心の旺盛な少年のようで

根っからの山好きで、男女問わず人に愛される人だ。

 

 

f:id:JKazy:20220413184701j:plain

 

 

山が好きだといっても

どんな過ごし方が好きかというところは

実は人それぞれ違っていて

ライミング好きとか

ロングトレイル好きとかそういう違いというものではないのだけれど。

 

最近、自分のブログを見返す機会があって

以前の方が写真も記事もちゃんとしてて

どこか自分は周りに流されて

自分の山の過ごし方ができていないのではないかと思い始めた。

 

 

f:id:JKazy:20220413184718j:plain

 

 

誰かと一緒に行く山ももちろん楽しい。

でも、いつも誰かの計画の上に乗っかっているのは何か居心地が悪い。

 

今年は以前のように自分で計画して準備した山歩きもしよう思っていて

全ては望みどおりにいかないかもしれないけれど

それでも、ちゃんと自分の山歩きもしよう。

 

 

f:id:JKazy:20220413184736j:plain

 

 

あぁ あれに見えるは憧れの上越国境。

 

 

f:id:JKazy:20220413184753j:plain

 

 

下山する時、テント装備の大きな荷物を担いだソロの女性とスライドした。

どこへ向かうのかたま兄が尋ねると、その女性は白毛門へと答えた。

それは、まさに上越国境へのルートじゃないか!

尊敬と羨望と「お気をつけて」のひと言にすべてのせて伝えた。

 

彼女は無事に歩けただろうか。

 

 

f:id:JKazy:20220413184811j:plain

 

 

山はもうどれくらいやっているのかと聞かれると

一番答えに窮する。

ハイキングを始めた母のお供のために

登山靴を買ってもらったのは二十歳の頃。

結婚してから、しばらくファミリー登山をしていたし

それでもそれらは年に数回のことで

毎週のように山歩きをするようになったのは

ここ7年ぐらいなのだ。

 

 

f:id:JKazy:20220413184828j:plain

 

 

年数が長い分、いろいろな山をたくさん登ているかといえば

気に入れば同じ山に何度でも足をはこんでいて

ほぼ群馬県。ときどきお隣りの県ぐらいしか登っていない。

 

技術的にもっとうまくなりたいと思うことは

沢を歩き始めてあるけれど

それは他の人に迷惑をかけないようにするためで

たいして進歩していないのが実状である。

 

 

f:id:JKazy:20220413184844j:plain

 

 

それでもそれで7年もやってきたのだから

これこそ自分のスタイルなのかもしれないな。

 

 

f:id:JKazy:20220413184905j:plain

 

 

誰かに認めてもらうためのものじゃないし

好きだから歩く…ただ、それだけ。

 

 

f:id:JKazy:20220413184923j:plain

 

 

一緒に歩いたこの人も

 

 

f:id:JKazy:20220413184941j:plain

 

 

あの人も

 

 

f:id:JKazy:20220413185017j:plain

 

 

それぞれが素晴らしき山の人。

 

 

f:id:JKazy:20220413185034j:plain

 

 

縁あって、本日ご一緒した方々は

ひとりひとり自分らしい山歩きをしていて

自分もそうありたいなぁと思える1日だった。

 

 

f:id:JKazy:20220413185049j:plain

 

 

山とご縁に…本日も感謝、感謝。

 

 

 

<今日のルート>