2024/10/20
足尾らしい渓相だねと、トモゾウさんが言う。
弓ノ手沢のある袈裟丸の沢と似た雰囲気を感じる。
景色に人が溶け込む。
ダイナミックな圧倒されるようなそんな華やかさはないのだけれど
人を受け入れつつも静かな威厳を湛えているような
どっしりとした力強さ。
緊張を強いられる滝や高巻の登攀。
岩を掴み、木の根を掴み、身体全身で大地を感じながら進む先に
木々から差し込む陽の光に揺らめく癒しの滑滝の連瀑が迎えてくれる。
この美しさを知らずして、山を語れようか。
私はやはり、沢が好きだ。
<今日のルート>