赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

夫からの手紙 no.25

 

 

 

先週の木曜日の夜のことだ。

私は久しぶりにパニックをおこした。

周りから見れば、異常にテンションが高い状態で

ずっと胃痙攣をおこしながら

まくしたてる言動に自分でブレーキがかけられない。

やってしまった…

車に乗り込んだ瞬間にスイッチがOFF。

悶絶するほどの胃の痛みに思わず身体がよじれ倒れこんだ。

夫にすべてを話して相談する。

山の会を辞めることに反対はないよ。

そうだよね。

もともと、すごく心配してたし。

ただ、今は辞める気はないんだよ。

関わり方は考えようと思ってる。

また、心配かけちゃうけど…ごめんね。

 

手術室から出て見上げる夫の顔。

最近、また丸くなった?

ハの字眉は変わらないね。

やっと絞り出した声で夫にささやく。

チョコ、食べたい。

周りに居合わせた看護師さんたちが笑っている。

夫のハの字がますます下がった。