赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

夫からの手紙 no.26

 

 

さてさて…いろいろとご心配をおかけしました。

 

ようやく鬱々とした状況から這い出した。

いつものことだが、落ち着く時はいつも同じ場所。

起きていることすべての起点は自分自身であり

誰かを責めたり、恨んだりするのはお門違いだということ。

今の自分の佇まいは、自分がなりたい自分かどうかということ。

 

仕事を通して臨床心理をもっと勉強したいと思うようになり

最初は勉強の励みぐらいに考えていた大学院受験も

長男から「最初から結果はともかくは良くないよ」と

さっそく喝を入れられ(;^_^A

気合を入れて受験勉強に取り組むことにした。

何か集中できることがあるのはいい。

 

2年前の左膝前十字靭帯および半月板損傷と

1年前の右足首骨折および靭帯損傷。

この11月にボルトやプレートの除去手術があり

すべての治療が終了した。

主治医の先生もリハの先生も看護師さんたちも

本当にいい人ばかりだった。

怪我はショックだったし

予定していた山行も思うようにできなかったり

悔しいこともたくさんあったけれど

だからこそ出会えた人たちもいて

マイナスもプラスもあってこそかな。

 

入院中に読みかけの本4冊のうち3冊を読み終えた。

自然環境の本2冊と心理の本1冊。

本も出会いだなと思う。

いい出会いだった。

 

最近は週1回、所属を越えてクライミングで集まる仲間ができて

みんなで教え合って、切磋琢磨して、とても楽しい。

私はやはり勝ち負けで競い合うのが苦手だ。

そういうものに巻き込まれるのも苦手だ。

それぞれの目標に向き合って、励まし合って

そんな和やかにワイワイしているこの雰囲気が好きだ。

 

私は十分、幸せな人生を歩いている。

 

最近、「夫からの手紙」が続いている。

抜釘手術で入院していたり、クライミングをしていたからなのだが

そろそろ山の匂いが恋しい。

 

私は私の山を歩こう。