赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

紺碧の空に純白の谷川岳

 

2019/2/22

 

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この冬に予定していた雪山はどこも雪が少ないようなので

今シーズン2度目の谷川岳へ。

 

 

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走らせる車の窓から澄み渡る空にクリアに浮かぶ谷川岳の姿を確認する。

今日は、どうか登頂するまで…そんな期待に胸を躍らせた。

 

  

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紺碧とは、こんな空の色なのではないか…

標高が上がるにつれ、その色は深さを増し

その先の宇宙さえ感じるほどだ。

 

 

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時間とともに生まれた雲が空に表情を作り出し

幾重にも押し寄せる波のように続く山々は、地平線へと溶け込んでゆく。 

 

 

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春を思わせる日差し。

 

 

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樹氷は溶け出し、水晶のような輝きを放つ。

 

  

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谷川連峰主脈の先に、苗場山

山頂の湿原はどんな様子だろうかと友人がつぶやく。

天空の湿原は雪原となり、春を迎えキラキラと輝きだす様子を想像した。

 

 

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自然が生み出す造形は、あるがままを受け止めながら美しい。

あるがままが、美しい。

 

 

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オキノ耳に向かう人々。

よく見れば、谷底へ向かってシュプールが…

 

 

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もう、なんて表現すればいいのかわからないよ…

 

 

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オキノ耳側からトマノ耳。

 

 

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トマノ耳はギリシャ彫刻のレリーフのようだ。

 

 

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天子の羽か波打つ衣のよう…とても繊細だ。

 

 

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下山を開始する頃、暖かな日差しに溶け始めた雪が

ぬるっと怪しげな光を放し始めていた。

 

 

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あまりの美しさに、その場を離れがたく

下山を開始してもなお振り返り、また振り返り…

 

 

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また、会えるかな。

こんな日に。

 

 

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谷に一筋の光が差し込んでいた。

 

また、会いに来よう。

次に見せてくれる表情を楽しみにして。 

 

 

 

 

 

<今日のルート>