赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

台風一過、大展望広がる谷川岳

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これでもかというほど次々に襲来した台風も、どうやらやっと一息。台風一過の青空が見たくて、友人を誘って谷川岳へ向かう。

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天神平から見上げた山頂は雲の中。予報では、山頂の天気は昼頃から良くなるという。流れは速いが、西にはまだかなりの雲が残っていた。

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登山道は台風の影響も感じられず、笹刈りされたばかりで歩きやすかった。2時間弱で肩の小屋に到着した時には、まさに雲の中。真っ白の景色。風も少し強く、ザックからフリースを引っ張り出して、慌ただしく着込んだ。

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スープパスタとパンを食べながら、この後の計画を話し合う。雲の切れ間から時折景色が見え隠れ…「やっぱり、オキの耳まで行ってみよう」友人のこの言葉に感謝しなくてはならない。

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トマの耳からオキの耳に進む頃から様子が変わり始めた。雲が少しずつ取れ、遠くの山々が姿を現し始める。風が落ち着き始め、太陽が景色に光を与える。

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気がつけば、360度の大展望が広がっていた。谷川岳に訪れるのは4回目だが、こんな景色は初めてだ。

コーヒーを淹れ、友人と景色を満喫する。山頂にいる誰もが幸せな笑顔をしている。トマの耳にいる人達の歓声まで聞こえてきそうだ。

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今日は花の撮影もしないと決め、ギリギリの時間まで山頂で過ごした。いよいよ離れなくてはと下山を開始するも、後ろ髪をひかれる。離れがたい。

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水上の町を眺めながら下山。登りでは雲に隠れていた景色を楽しむ。

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斜面の笹が風で波うち、流れる雲の影がその上を走っていく。

山の頂の景色もいいが、私はこんな風景も好きだ。

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これから迎える錦の景色も、きっと素晴らしいだろう。

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天神平に下山して振り返れば、先ほどまで立っていた双耳の頂が見えた。

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<今日のルート>

天神平9:45~熊穴沢避難小屋10:23/10:30~天狗の留まり場11:00~肩の小屋11:38/12:18~トマの耳12:25/12:35~オキの耳12:55/13:40~トマの耳14:00~天狗の留まり場14:25~熊穴沢避難小屋14:45~天神平15:25

谷川岳ロープウェイ往復乗車券 2,060円

駐車料金500円/1日