赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

赤城 雪山さんぽで登り納め

2018/12/29

 

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今年の登り納めに赤城山へ。

今シーズン最大級の寒波到来で黒檜山や駒ケ岳の山頂は荒れ模様。

 

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地蔵岳も風が強そうだ。

ならば、森の中を散歩でもしようと鳥居峠から長七郎へ。

 

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森の中は、とっても静か。

 

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私らしい登り納め。

 

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晴天の青空に輝く霧氷は息をのむほど美しいけれど

心静かに歩く雪道…こんな日もあっていい。

 

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地蔵岳にも満開の霧氷。

 

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八丁峠から第1スキー場へのルートは好きな場所。

 

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覚満淵で前から歩いてきたカメラマンに突然話しかけられる。

「お父さんが遭難するかもって迎えに来たの?」

??????

夫だった( ゚Д゚) 写真を撮りに来たらしい。

「じゃあ、気を付けて」って、それぞれの車が停めてある方へ(笑)

 

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今年の嬉しかったことのひとつに、夫が風景写真を再び撮り始めたことがある。

撮りたい場所には納得がいくまで通い詰めるし

三脚を立てて何時間もシャッターチャンスを待つなんて

とてもじゃないけど、私には無理。

だから、結果お互い別行動が増えるわけだけど

私は彼の撮る風景写真が好きだ。

だから、きっと来年もこんな感じの夫婦なんだろうな。

そんなことを考えながら、本年の山歩きはこれにて終了。

 

 

<今日のルート>

 

 

 

 

 

豊稲田姫伝説 稲含山

2018/12/22

 

数年前に榛名の相馬山で会った方から稲含山に伝わる伝説を聞いて
行きたい行きたいと思いつつ、今日まで来ることはなかった。

 

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葉を落とした木々にとまる鳥たちの姿を、さえずりを頼りに探しながら歩く。

今年は、野鳥のウソとの出会いが多かったな。

 

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何とも慈悲深いお姿。

 

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枯れ木も山の賑わい というけれど

つまらないものも無いよりはまし というより

これはこれで美しい。

 

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赤城山。あの麓に我家。

 

ブログ名が文法的におかしいのではないかと思いつつ

何となく愛着がわいてしまい、変更しないことにした。

 

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本日、浅間山は雲の中。

 

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あの二つコブは先日歩いた鹿岳。手前には四ツ又山。

奥にドーンと構えるテーブルマウンテンは、山座同定に役立つ存在感たっぷりな荒船山

 

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遠くに広がる山塊は、八ヶ岳

雪のシーズンも行きたいなぁ…

 

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この山の伝説を教えてもらった榛名山

 

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稲含山には3つの神社があったが、こちらの社が一番古いものと思われる。

朽ちかけてなお、その存在感と何かの気配を感じた。

 

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もともと古事記のような実話と逸話が混在したような伝説が好きだ。

古事記の中にも穀物起源神話があるが

ここに祀られる豊稲田姫は、印度より口に種籾を隠して日本に渡り養蚕や稲作を広めたという。

 

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稲の種籾を口に含んだ→稲含み→稲含山

おぉぉ…ロマンを感じますね。

 

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しかし、何故こんな山奥に… 

縄文海進で関東平野の多くは湿地だったとはいえ…う~ん

と、そんな答えが出ないことを考えるのも楽しい。それが、伝説のおもしろいところ。

 

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神の水と呼ばれる湧水の氷結。

 

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駐車スペースには、もう1台停まっていたが

結局、誰に会うこともなく静かな山歩き。

 

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駐車場に戻ってから、一番新しい稲含神社を参拝した。

 

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冬枯れの植物たち…

 

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そこに宿る生命の力強さと美しさ。

 

 

 

 

 

<今日のルート> 

 

 

 

雪の平標山

 

2018/12/16

 

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雪山初めに新潟と群馬の県境にある平標山へ。

 

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暖冬でスキー場も雪不足だとニュースでは言っていたけれど

ここ数日の寒気到来で、すっかり雪景色。

 

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予定では平標山ピストン。

パウダースノーは一歩踏み込むたびに膝まで埋まって

 

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この稜線では、腰骨近くまで埋まっていく状態で

タイムアップ…

 

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あえなく撤退。

 

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それでも気分は上々で

苗場山の綺麗な姿も拝めたし

 

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鉄塔まで戻って、熱々のラーメンを作って食べたし

これは、これで良き日なり。 

 

 

 <今日のルート>

 

荒神山と古路瀬渓谷

2018/12/9

 

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ぐんま百名山のひとつ荒神山を歩こうと思ったが

それだけではものたりなく

わたらせ渓谷鉄道を利用して、ふもとの町も散策することにした。

 

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大正元年に竣工した木造駅舎の上神梅駅

 

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静かな無人駅。

 

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まずは、乗車。

 

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花輪駅へ…

 

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登録有形文化財「旧花輪小学校記念館」

 

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中学時代は岡崎市の田舎に住んでいて、まだ木造校舎だった。

 

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あの頃も窓枠が歪んでいて、隙間風が寒かったんだよね…

 

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だけど、そんな窓から差し込む柔らかな日差しが大好きだった。

 

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ストーブ近くの席になると、ものすごく熱いし、眠いし…

 

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どこに身をおいても、すべてが満足な状態にはならないのだけれど

 

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村下孝蔵の「初恋」とか

イルカの「なごり雪」とか

昭和のフォークソングが頭の中でリフレインして

 

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あの頃の思い出と木造校舎は、紛れもなくひとつの映像として私の中にある。

 

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ここを訪れて、よかった。

 

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往きは車窓から眺めていた、足尾銅山の隆盛と共に栄えた街道を歩く。

 

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生活の香りがする古民家がいい。

 

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ほんの少し名残の紅葉も。

 

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時折、通りすぎる「わ鐵」を楽しみ

 

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緑色を帯びた美しい渡良瀬川の姿を愛で

 

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すっかり主役から脇役となってしまった荒神山へ…

 

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赤城山の山頂あたりは、雪のようだ。

 

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古路瀬渓谷と時折姿を見せるわたらせ渓谷鉄道を眺めながら

 

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貴船神社で本日の山歩きに感謝をお伝えし

起点の上神梅駅まで戻って

これにて、おしまい。

 

 

<今日のルート>

 

 

 

 

 

 

庭   ’18.12.4

 

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先日誕生日を迎えたので、この一年をどう過ごすか考えてみた。

 

 

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まずは、くよくよしない。

すぐ落ち込むから、これは大事。

 

 

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やるべきこととか

 

 

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やりたいこととか

 

 

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とにかく目の前の1歩に、集中しよう!

 

 

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と、思っていたのに

 

 

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ゴミ捨ての後、いつもより早く椿が咲いていてることに気が付いて

 

 

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家事をそっちのけにして、写真撮ってブログ書いてる…

 

 

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人間いくつになっても生まれもった性分は変わらない。

 

 

洗濯機、止まってる…干さなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西上州 秋深し四ツ又山・鹿岳

2018/11/24

 

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三連休に夫は富士を撮りにいくというが、今回は同行しなかった。

息子たちはテスト期間中だし、そろそろ年末に向けて掃除もしなければ…

ということで、近場で日帰り登山を計画。

長男には「うちは放任主義だからね」と言われたが、放任ってわけではないように思う。

自主性を尊重していると言ってもらいたいものだ。

 

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西上州の岩稜と紅葉のコラボは美しく、毎年ひとつは登っている。

以前から次に西上州で登るならここと決めていた四ツ又山・鹿岳を訪れることにした。

 

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高齢化率日本一を更新中という南牧村

鹿岳駐車場から四ツ又山登山口まで歩く道も、風情がある。

 

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まるで時間の流れさえ、ゆったりとしているようだ。

 

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以前訪れた霊山の黒滝山も近く、山と信仰は深い。

石仏の表情も美しい。

 

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紅葉は終盤であったが、空はまさに秋晴れ!

 

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浅間山の崩落箇所が鹿のおしりに見えてきた…

 

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妙義山の先には雪化粧した谷川連峰

 

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ふかふかの落ち葉に差し込む陽…ほっこりしたいけど、この山は結構ハード系。

 

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こんなに見事な紅葉が残ってくれていた(´▽`*)

 

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航空母艦と称される荒船山も、ちらっ。

 

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鹿岳一ノ岳よりニノ岳を望む。

 

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そして、ニノ岳より一ノ岳と四ツ又山を望む。

 

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以前は訪れる人が少ない静かな山域と評された西上州も、近年密かなブームが来ているのかもしれない。

私が下山を開始した時にも、ニノ岳にはまだ10人ほどの登山者がいた。

 

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山の厳しさと人々の営みが時を経ても密接に息づくこの地に人々が惹きつけられるのは、日本人のDNAがそうさせるのかもしれない…

 

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<今日のルート>