赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

池の平湿原で花めぐりハイキング

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なかなか日程が合わなかった友人と久しぶりに山歩き。上信越高原国立公園にある池の平湿原に出掛けた。

入口に向かう途中でガイドの方に声をかけられ、今日のおすすめポイントを教えて頂いた。彼女は、こういうやり取りがとても上手だ。おかげで、当初予定していた東歩道にはあまり花が咲いていないことがわかり、池の平三方歩道からまずは三方ヶ峰を目指すことした。

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カラマツに少し大きめの鳥の姿…モズの雄だ。

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予定を立てた時は曇り予報だった天気も青空が広がり、爽やかな陽気!

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先日、袈裟丸山でも見られたショウジョウバカマ(猩々袴)。

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今日の主役は貴女で決まりというくらい満開だったイワウチワ(岩団扇) イワカガミ(岩鏡)。

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三方ヶ峰からの景色も素晴らしく、ここでランチタイム。

実は先日、おにぎりを握っておいて台所に忘れるという失敗をした。今日は、大丈夫。

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シロバナヘビイチゴ(白花蛇苺)。

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オオヤマフスマ(大山衾)かなぁ…

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それでは、見晴岳に向けて…

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見晴岳山頂にて入口でお会いしたガイドさんに再会。「そこに天然記念物のミヤマモンキチョウがいるよ。」と教えてくださった。白いのにモンキチョウ?と思い調べてみたところ、雌の地色は白色で裏側が薄黄色のため一見白い蝶に見えるのだという。

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残念ながら、八ヶ岳は雲の中。

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現地ではツガザクラ(栂桜)かと思ったが、どうやら葉が違う。アカモノとは花の付き方が違うし…コケモモ(苔桃)の花ではないかという結論に。

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コマクサ(駒草)が咲き始めていた。2か所ある群生地ともに、まだ蕾のものがほとんどだったが、高山植物の女王様はその花言葉のごとく岩場の中で誇り高く凛としていた。

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遠足の小学生たちに先をゆずり、お花畑になっているピグミーの森をゆっくり散策。

ハタザオ(旗竿)の仲間と思われるが、自信がない…

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シロバナエンレイソウ (白花延齢草)

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ヒメイチゲ (姫一華)

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ミツバオウレン(三葉黄蓮)

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マイヅルソウ(舞鶴草)がもうすぐ咲きそうだ。あの可愛らしい白い花が一面に咲くと、きっと見事にちがいない。 

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いたるところにイワウチワイワカガミ。

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ツバメオモト(燕万年青)

 

入口のところでヒカリゴケ(光苔)が見られる場所を聞いていたのに、どうやら 通り過ぎたと気がつく。友人と来た道を探索しながら戻ってみると、ピグミーの森という看板近くにある岩に、それらしきものを発見。ふたりで岩穴に首を突っ込みながら「光ってる…よね?」と互いに不安そうに相手の顔を見た。 

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彼女が写真を撮っている姿が「王様の耳はロバの耳」と囁く姿に見え、思わず笑ってしまった。ま、その後、自分も同じように見えたことだろう。

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ヒカリゴケにも満足して、遠くに去年一緒に登った四阿山を見ながら駐車場へ続く道を歩いた。 

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この先にある林の中は、鳥たちの鳴き声が賑やかだった。突然、私たちに向かって一羽が飛んできて目の前の枝にとまり驚かされた。

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そして、ふたりともヒソヒソ声で合図を送りながら、しばらく野鳥観察を楽しんだ。  

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人慣れしているのか、いつもより近くで観察できたが、撮れた写真はいずれも逆光のものばかり(汗)。うーん…今回もヒガラかな? 

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カラマツの松ぼっくりの赤ちゃん…可愛いね~と感動を共有する楽しさ。ふたりはふたりでいいな…彼女との山歩きはいつもそう思わせてくれる。

駐車場では、あのガイドさんが出迎えてくれ「いかがでした?」という言葉に「ヒカリゴケも見られて楽しめました。また、来ます。」と答えた。

車に荷物をおろした後、ベンチでコーヒーを淹れ、持参した草餅と桜餅。「ふたつも~」と言っていたが、「まったく問題なく食べちゃうね。」と、ケラケラと笑い合い食べる和菓子もまた、特別に美味しく感じられた。

 

 

 

<今日のルート>

前橋8:30~池の平駐車場10:30/10:42~池の平三方歩道~放開口~忠治の隠岩広場~三方ヶ峰11:50/12:20~見晴岳12:50/13:20~ピグミーの森~雲上の丘広場~雷の丘~駐車場14:50 

駐車料金:500円