赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

フィルム写真録 『 春待人 』

 

 

f:id:JKazy:20180304000453j:plain

 

 

息子達がスピードスケートをやっているので

平昌五輪は我家で大盛り上がり。

 

大人の事情に納得がいかず競技から引退した長男が

来シーズンは趣味スケーターとしてリンクに戻る決断をした。

君がスケートをどれだけ好きか知っているから

母は、ホッとしたよ。

誰の目も気にせずやればいい。

理想の滑りを追求したいという自分の目標に、気がすむまで向かい合え。

 

孤独な夏の練習を終えて

迎えの車に乗り込むなり唇を噛みしめて泣いた次男。

中学で辞めると思わなければモチベーションを維持できない状態だった。

例え一人になっても高校でスケートを続けると言った君の眼は

いつもは争いを嫌うのんびり屋の君からは想像もできなかった。

君のストレートのフォームは、本当に惚れ惚れするぐらい美しくなった。

心技体の心と体を鍛えれば大化けするかもって

よく知らないコーチからかけてもらった言葉が嬉しかったんだよね。

母は信じているよ。誰よりも信じてる。

 

義務教育が終わる。

これからは、巣立ち前の準備期間だ。

彼らが何を選択し、どんな道を進もうとも

私は、ただただ応援し見守るだけだ。

 

彼らの進む道の先が、どうか春うららかであれ。