赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

群100 尾瀬の皿伏山

2020/7/26

 

 

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アヤちゃんと大清水からセンノ沢を遡行してセン沢田代に抜け皿伏山へ…の予定だったが

くもり予報の天気も、しとしと朝からあがらぬ雨。

まったく今年の梅雨はいつまで続くのだろうと恨めしく思いながら早々に遡行は断念。

入渓口を確認後、普通に尾瀬沼へ向かう登山道から入山。

沢から上がってくる皿伏山の登山道の確認を反対側からすることにした。

 

 

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さすが尾瀬

コロナの影響で例年の比ではないが、雨とはいえ4連休中ともなれば入山者はそれなりにいる。

しかし、尾瀬沼から逸れ皿伏山へ向かう者は私たちの他にいない。

というのも、先の台風の影響で倒れた巨木が登山道を塞ぎ

よじ登ってまたいだりくぐったり、なかなかの荒れっぷりなのだ。

沢化した登山道を今日の遡行だねと笑いながら抜けていくと

貸し切りの湿原、大清水平。

しょぼくれた姿のワタスゲと可愛らしいキンコウカ(金光花)が疲れを癒してくれた。

 

 

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降ったり止んだりを繰り返していた雨があがり

クルマユリ(車百合)の雨粒に光が差し込んでキラキラと輝きだした。

 

雨に日には雨の日しか撮れない写真がある。

 

 

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光が差し込む。

シラビソかコメツガか…亜高山帯の針葉樹の匂いが森にたちこめる。

足元では瑞々しい苔たちが生き生きと輝いていた。

 

 

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本日の題名にあげた皿伏山は、登山道の途中に何となく存在するようなピークだ(笑)

半分朽ちかけたベンチに腰をおろし、私たちは昼食にした。

写真はない。

おそらく行った人にはわかっていただけるだろう。

何故ここが群100に選ばれたのか謎だけが深まるようなそんなピークなのだ。

次に来るときこそセンノ沢からここへ辿り着こうと誓いをたて

もと来た道を戻った。

 

 

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青空ものぞいてきた大清水湿原では

往路では気が付かなかった花があちらこちらで目に留まる。

その中でも一番の驚きは、このモウセンゴケ(毛氈苔)の花。

あのグロテスクな葉からはとても想像がつかない白くて小さくて可憐な花。

そもそも花が咲くことも知らなかった。

 

 

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沼まで戻ると燧ケ岳が顔を出していた。

 

雨のおかげで計画のための下見となった本日ではあったが

これはこれで楽しい山歩きだった。

 

 

 

<今日のルート>