2018/06/13
梅雨と台風の影響でめまぐるしく変わる天気予報を、何日も前からハラハラしながら確認していた。
前日には大気の状態が不安定になり、前橋では雷が轟いた。
軽井沢の辺りでは雹も降ったという。
さすがにテン泊で、雷は勘弁…と思いながら、ずっしりと重いザックを背負った。
ゲートを過ぎると、徐々に八ヶ岳らしい世界に入り込んでいく。
途中、キバナノコマノツメ(黄花駒爪)の群落があった。
翌日歩いた白砂新道でも、たくさん咲いていた。
まだ早いだろうと期待していなかったクリンソウ(九厘草)が咲き始めていた。
ひとまずテン場の受付とテントを張り終えてから、カメラを持って出直した。
倒木を覆う苔と、そこに宿る生命。
オサバグサ(筬葉草)。
今回、見つけたこの可愛い花。
すっかり虜になってしまったが、名前がわからない。
後日、判明したら追記したいと思う。
イワセントウソウ(岩仙洞草)ではないかと。
ズダヤクシュ(喘息薬種)。
苔の森に陽が差し込むと、どこを切り取ってもジブリ感。
ようやく、咲いているところを発見。
少し離れたところにもう一張りテントがあったが、ここは私だけ。
水場やトイレがある小屋まで少し歩く。
しかし、その何もなさが返って居心地が良かった。
本沢温泉の露天風呂は男女混浴の上、フルオープン。
さすがにそこに入るには抵抗があり、内湯に入った。
趣のある小屋の階段を下り、風呂場の扉を開けて驚いた。
内湯とはいえ、なかなかの解放感。
窓下にはクリンソウが群れ咲いている。
ゆっくりと湯船に身を沈め、思う存分味わった。
万年ダイエット中のため、久しぶりに生ビールを飲んだ。
この上ない幸せ…ふと、見上げるとウソの雄が餌場にやってきた。
前回赤城で見かけたときは、雄を撮り損ねたので
絶好のチャーンス!
無事、成功…と言っていい?かな…
後はテン場で、読書をして過ごした。
2日目に続く…
<今日のルート>
前橋6:10~本沢入口駐車場9:00/9:25~ゲート10:23/10:28~本沢温泉12:12(テン泊)
<備忘録>
※ルート 前橋~県道10号~254号~141号~松原湖入口交差点右折~稲子湯方面に向かう~本沢温泉看板を左折
※テン場代600円 入浴料800円