2020/2/23
西上州の静かな里山、日暮山(にっくらやま)を歩いた。
芽吹き始めた木々で山はほんのり赤みを帯び、猫柳の蕾が白銀色に輝いている。
登山者は私一人のようだ。
私の姿に驚いたニホンカモシカの親子が斜面を駆け上がり
上からジッと様子をうかがっている。
北風が木々の間から吹き抜ける山頂は寒く、早々に下山し
四季折々の花が咲く雲門寺へと車を向かわせた。
寺を参拝し、山野草咲く庭園へ。
我が庭にも植えたい花のひとつ。
甘い匂いの主は、カンコウバイ(寒紅梅)。
青空によく映える。
実は本日一番の目的だったセツブンソウ(節分草)は最終盤。
もう咲いていないのかと諦めかけた時に咲き残りを見つけて
会えたことが何よりも嬉しくて、嬉しくて。
しばらくしゃがみこんで、夢中でシャッターをきった。
久しぶりだなぁ…この感覚。
花を追いかける季節が始まった。
<今日のルート>