2020/2/9
3年ぶりに榛名南面にある天狗山へ。
今まで訪れたことがなかった鐘原ヶ岳をソロで歩き周回することにした。
日陰の斜面に小さな氷瀑を見つけて嬉しくなる。
決して多くはないが雪の上に数名の踏み跡。
それより多い鹿の足跡(笑)
南面には榛名神社へ続く古い参道もある。
ここも昔は信仰の道だったのか。
峠の名の由来の主であろうか。笹に埋もれてひっそりとお地蔵様の姿。
痩せ尾根の岩場に緊張を感じながら登り上げると
心地よい稜線歩きとなる。
夏は鬱蒼とするであろうこの辺りも葉を落とした木々では陽を遮ることもなく
冬枯れの景色の中で苔の緑が輝いてみえた。
笹原が登山道を覆い、他の尾根に迷い込まないように度々地図でルートを確認しながら歩いていくと
突如として数々の石碑が現れる。
〇〇〇命(みこと)とそれぞれに書いてあり、ムムム…伝説の匂いがするぞ。
歩きながら古代の様子を妄想する。
今日の舞台は古事記の世界だ。
戦国時代より前の時代に浪漫を感じる者としてはワクワクが止まらない。
天狗山からの眺望を楽しみ、お弁当を食べた。
先に着いていた地元の男性と群馬の山の話で盛り上がる。
馬蹄形の茂倉への登り返しがツライという話になり
もう2度と回るもんかと思うけど、次は秋がいいかななんて懲りないんだよね~
と言って二人で笑った。
良き山だ。
春の芽吹きの頃かツツジの花の咲く頃にまた来たいと思う。
<今日のルート>