赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

赤城 鍋割直登~荒山 単独行

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以前友人と歩いた時から、また訪れたいと思っていたコースに再び立つ。岩登りと丘陵歩きを繰り返しながら鍋割へ。振り返れば、街には霞がかかっていた。

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ぽかぽか陽気に、時折吹く風が気持ちいい。もう冬山は終わりを告げている。

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子供の頃、佐藤さとるさんの本が好きだった。山を歩いていると、ふとその物語の風景とシンクロする。「誰もしらない小さな国」…コロボックルがいた山。背高さんがみた風景。

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荒山を抜け庇岩で寄り添い昼食をとる御夫婦に出会う。素敵な時間を共有してきたに違いない。

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長い下りの登山道は、まだ雪が残っていた。足元に気を取られながら歩いていると、恋の季節を迎えた2羽の鳥が戯れながら私の前を横切った。驚いて見上げると、そこは鳥達の住処だったようだ。少し先の樹にかわるがわるエナガメジロなど鳥達が姿を見せる。しばらく静かに眺めているとコツコツという音とともに上から木屑が落ちてきた…コゲラだ。

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<今日のルート>

鍋割山登山口7:23~鍋割山頂8:50/9:06~荒山高原9:50~荒山山頂10:40/11:00~棚上十字路11:55~野鳥観察~荒山登山口12:55~(車道歩き)鍋割山登山口13:43