赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

北アルプス 立山三山縦走

 

2018/8/13~8/14

 

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高校に入学したら一緒に山へ行こう。

次男とそんな約束をしていたものの、なかなか果たせずにいたが

ようやく盆休みに出掛けることができた。

  

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場所は思い出の立山

8年ほど前まで、毎年訪れていた場所だ。

雨が降ったりやんだり、あいにくの天気…

剱沢キャンプ場まで行く計画も、雷鳥沢キャンプ場に変更しテントを設営。

雷もゴロゴロ鳴り出して、激しい雨がテントに打ち付けた。

 

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前にも、こんな年があったよねって昔話で盛り上がる。

テントに水が入ってこないように周りに溝を掘ったこととか

撤収の時に強風でテントが飛ばされそうになったこととか…

 

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雷雨が去り、夫のビールを調達するため雷鳥沢ヒュッテまで次男と散策。

チングルマ(稚児車)の赤い綿毛が美しい。

 

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ウサギギク(兎菊)も雨に負けじと懸命に咲いて

 

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ほんの少しチングルマの咲き残りも。

 

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こんな天気の時は、雪渓の表情もコワオモテ。

 

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ミヤマアキノキリンソウ(深山秋麒麟草)。 

 

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夫は星の写真を撮りたかったようだが、なかなかスッキリ晴れることはなく目的を達成できなかった。

以前、新月の時には大河のような天の川と満天の夜空から四方八方へ飛んでいく流れ星が見られ

キャンプ場にいる人々がみな壮大な天空ショーに感動をし、私たちも大興奮した。

次男はもう一度あの光景が見たかったと、とても残念そうだった。

 

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昨日は厚い雨雲に隠れていた山々の頂が、朝になって姿を現し始めた。

もともとピークハントには興味のない夫はひとり、カメラ道具と共に室堂ターミナルへ。

次男と私がテント装備を担いで立山三山を縦走することになった。

ちなみに、長男は犬たちと自宅にてお留守番。

 

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出発前の記念写真を次男に拒まれ(笑)

夫に並んで歩き始めた後ろ姿を撮ってもらう。

 

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剱御前小舎のある別山乗越までは、なかなかの急登。

高校に入ってウェイトトレーニングもしている次男にとっては

20kgはあろうかという背中の荷物も気にならないといった様子で、ひょいひょいと上がっていく。

 

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何度も待たせるのが申し訳なく、先に剱御前小舎まで行ってもらった。

彼の勢いに引っ張られたか、2時間のコースタイムを私も1時間半で登ったが

次男は1時間10分で登ったらしく、途中で私を待たなければ1時間を切っていただろう。

あぁ、羨ましい。

その体力を母にも分けてもらいたいものだ。

 

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しかしながら、下から見上げた時にはあれ程よく見えていた別山ピークは雲の中…

 

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ちょっとガッカリ気分だった私たちの前に雷鳥が!

 

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時折差し込む太陽の光を浴びて、サービスショット ♪

 

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剱岳が見えそうで、見えない(;'∀')

 

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ダメもとで行ってみようかと、荷物をデポして北峰へ。

天国のおばあちゃんは最強の晴れ女だったんだよ。お願いしてみたら?なんて言っていると…

 

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ひゃっほ~い(≧▽≦)

 

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おばあちゃんは、やっぱり最強の晴れ女!

 

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スッキリとした青空が欲しいのはやまやまだけど…

 

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こんな雄々しい表情も、またいいものだ。

 

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ハート形の雪渓があるよって次男に教えたら

ホントだ~と喜びスマホで写真を撮る様子に、まだまだ可愛いなぁなんて(怒られるかな?)

 

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ミヤマリンドウ(深山竜胆)

<メモ>

ミヤマリンドウとタテヤマリンドウの見分け方

 ・花色である紫の濃淡は個体差があり、見分ける基準にはならない。ミヤマリンドウの花には「ぼかし染め」のような斑があり、タテヤマリンドウの花には点や線状の斑が入る。 

・ミヤマリンドウの葉は茎から離れて平開し、タテヤマリンドウの葉は茎を沿うよう付いて開かない。  

 

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富士ノ折立に登る次男(右端)。

 

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山頂付近のミヤマアキノキリンソウは、丈が低い。環境もさらに過酷ということか…

 

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雷鳥さんが、かくれんぼ ♪

それにしても、よく溶け込んでるなぁ…

 

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大汝山から雄山を望む。 

 

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大汝休憩所でコーラの誘惑にかられるも、雄山に着いたらコーラで祝杯だぁと我慢。

 

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雄山、登頂!

あまりの混雑ぶりに、参拝は心の中で…

 

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約束のコーラで祝杯をあげ、下山するも大渋滞。

山歩きに不慣れな幼子には、登りも下りも過酷な山だと思うのだが…

山嫌いにならないことを願うばかりだ。

 

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大汝山まではいいペースで歩いたものの

雄山渋滞により予定の時間を遥かに超えて室堂ターミナルまで戻ってきた。

 

夫は待ちくたびれたと言いつつ、お腹がすいただろうとマス寿司を買ってくれていた。

顔を日焼けで真っ赤にして。

 

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そんな待ちぼうけの夫が撮った写真。

 

 

 

 <今回のルート> 

 

<備忘録1>

前橋出発23:00~関越道、北陸道利用~立山駅着3:00

当日券発売所に4:00に並んだ時点で10番目くらい。切符の販売はネットでは始発より40分前からとあったが5:00過ぎには販売開始。グループの代表者購入可。

6:00始発のケーブルカーに乗車できた。美女平のバスは6:15発に乗車。室堂ターミナルに7:05到着。

立山駅⇔室堂 往復運賃4,310円。通行期間/発売日共5日間

 

<備忘録2>

Google mapを埋め込む方法、改めヤマレコを埋め込む方法。

CASIO PRO TREK Smart WSD-F20に記録された歩行軌跡をヤマップにアップロードするまでは難なくできるようになってきましたが、そのヤマップの歩行軌跡をブログに貼りつけるまでが私にとって最難関。ヤマップの掲示板で質問をしたところ、「ぷくおさん」という方が「GPXをヤマレコに読み込ませて山行記録を作成すれば、『マップ機能』から『ブログに貼付』で表示されるコードをブログに貼れば表示されますよ~と、教えて下さいました。試してみたところ、ヤマレコではこの行程がとても親切に説明してあり、そのとおりに手順を踏めば私にも出来ました。

 

追記

75Lザックを購入しました。オスプレイのACE75というザックです。

実はこれ、ジュニア用。アメリカの中高生ボーイスカウト用に開発されたとか(WILD-1の店員さん談)。なので、日本人女性であれば大きさに問題はないですよとのこと。

重さは約1.8kg。お値段、なんと18,000円(税別)。他の75Lザックに比べ、高さがなく横と奥行が大きく見た目はぽってりした感じだが、パッキングがしやすく背負って横振りをしても荷ぶれが少ない。購入後、次男の高校の登山部が同じ物を使用していると知り、やはり悪くない商品なのではと思いました。