赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

庭   ’22.5.29

 

もともと裏庭には芝生を貼っていたのだけれど

陽当りが悪いこともあったり、犬たちもおしっこをしたりするのでハゲちょびん。

庭師さんに相談しても、ここで芝生は無理ですよ…と。

 

 

 

 

思いきって人工芝生を敷いてみた。

最近の人工ものは出来が良く、見た目も禿げた本物の芝生よりずっといい。

大満足だったんだけど…

 

 

 

 

ハナもどうやら気に入ってくれたようで

トイレに出したはずが、そのまま裏庭に居座ってしまう(^^ゞ

いたずらしなければ居てもらっていいんだけど

ひとりになったら穴掘るよね?

で、泥だらけになるよね?

10歳になったけど、ゴールデンはいくつになっても子供のように無邪気だ。

 

 

 

 

お家に入るよ。ハウス!と、声をかけても

え?何ですか?と、この表情…

都合の悪い時は聞こえないふりをする( ̄ー ̄)

 

 

 

 

ハナの肝臓に腫瘍が見つかって

手術をするにもリスクが高く、私たちは決断しなければならなかった。

 

一度決めても心は揺らぐ。夫と何度も話し合った。

手術は受けず最期のその日まで穏やかに自宅で一緒に過ごそう

それが私たちが出した答え。

 

 

 

 

庭   ’22.5.27

 

 

 

 

ブルーベリーの初収穫。

 

実のなる木がいいという次男の小学校入学の記念樹だから、植えてから13年くらい。

今までで一番花をつけて、実もいっぱいつけていて。

まだまだ青い実たちの中に、ひとつだけ熟した大きな実を見つけた。

 

いつも最初の実は次男が食べていたのだけれど、今は横浜だし

ここは私が代わりにパクっ…ん~あまーい ♪

 

 

 

 

袈裟丸山 弓ノ手沢で沢初め

2022/5/22

 

 

たま兄から袈裟丸南面の沢を計画したから参加するかと声をかけてもらって

今シーズン初の沢歩き。

 

 

 

 

 

 

めろんてぃさんも参加。

ベテラン勢の足手まといにならないように気をつけなくちゃ…と

思ってはいたのだけれど

 

 

 

 

まだ、水が冷たいので

できるだけ体を濡らさずに遡行と言われたのに

早々にドボンして右半身を濡らすことに(._.)

 

 

 

 

幸いにも水温が低くなかったことや

陽が射し始めてくれたおかげで助かった(^^ゞ

 

 

 

 

 

 

沢沿いには昔の人の生活の跡が残っていて

炭焼き跡や割れた古いお茶碗とか石組みとか

家も人もそこにはもう姿がないのだけれど

その時の流れがどこかノスタルジックですごくいい。

 

 

 

 

沢筋が細くなり、やがてガレガレ。

 

 

 

 

そんな過酷な環境にもかかわらず、健気に咲くヒメイチゲ

 

 

 

 

下山はバリルートの南東尾根で。

 

 

 

 

 

 

そろそろ主役はシャクナゲに移ろうとしているのだけれど

 

 

 

 

アカヤシオも最後のひと咲き。

 

 

 

 

また、来年も会いに来るよ。

 

 

 

 

 

 

だって、ここがアカヤシオで染まるっていうんだもの。

 

 

 

 

今日も、お世話になりました。

山と仲間に感謝、感謝。

 

 

 

<今日のルート>

 

赤城 駒ケ岳のVR南東尾根を歩く

2022/5/15

 

 

以前から気になっていた駒ケ岳山頂からのびる細い踏み跡。

去年、たま兄が歩いていて

今年になってめろんてぃさんが歩いていて

これはチャレンジするいしかないでしょ。

 

 

 

 

利平茶屋森林公園に車を停めて

沢を渡渉して取付く。

 

静かだった雨上がりの森に陽が差し始めると

鳥たちのさえずりが賑やかになってきた。

 

 

 

 

アカヤシオはもう散ってしまっただろう。

ヤマツツジが咲き始めてるかな。

 

と、あまり花も期待せずに来たのだけれど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満開のアカヤシオの森に遭遇。

今年は裏年だというから、これが当たり年なら圧巻の眺めだろうな。

 

 

 

 

2時間ほどで駒ケ岳山頂に到着。

歩いてきた尾根を見下ろして、喜びを噛みしめる。

左から2番目の尾根。

いいルートだったなぁ。

 

 

 

 

下りは昔の表玄関、ロープウェイ跡。

 

 

 

 

 

<今日のルート>

 

 

 

群100 尾瀬の景鶴山

2022/5/8

 

 

自分の無力さに打ちのめされて

 

 

 

 

思いだけが強く強く体の底から悲鳴をあげていて

何かをしなければ、この気持ちに整理がつかなかった。

 

 

 

 

景鶴に登ろう。

憑き動かされるように、ひとりでも行こうと決めた。

 

 

 

 

そんな時、7日8日と休みが取れたからどこか行かないかと、さと姉からLINEがきた。

景鶴に行くつもりだと伝えると、一緒に行ってくれるという。

 

ぎゅっと握りしめていた拳の力がふっと緩む。

 

 

 

 

GW最終の日曜日とあって混雑は覚悟していたが

至仏山の入山が規制されたためだろうか

前泊した鳩待峠の駐車場もガラガラで

ひとの姿はほとんどなく、ほぼ貸し切り状態。

夜中には雨音で目が覚めるような土砂降りで

時折、車を揺らすほどの強い風が吹いていた。

 

 

 

 

積雪期にしか行けない景鶴の融雪もかなり進み、危険度が増している。

無理に登頂は考えず、行けるところまで行って

撤退も視野に入れよう…

さと姉が一緒に歩いてくれることになって

自分も冷静さを取り戻していた。

 

 

 

 

尾瀬も今年は雪が多かったというが

雪解けは例年よりも早く、たゆたゆと水を湛えたそれは

新しい生命力に溢れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

景鶴山にかかっていた雲が、やっととれた。

 

 

 

 

前夜の雨で薄くなった踏み跡。

尾根に取りつきルーファイをしながら詰めていくと

稜線で広がる大展望…

 

 

 

 

会津駒ケ岳。

 

 

 

 

尾瀬ヶ原

 

 

 

 

景鶴の山頂直下。

もうそこで引き返そう…さと姉と話していた時

別パーティで訪れていたたま兄が下りてきた。

 

大丈夫だよ。

その言葉に背中を押され、荷物をデポって山頂へ。

山名版を目にした途端、抑えていた感情が溢れ出した。

 

 

 

 

願掛けをした。

大丈夫。きっと、大丈夫。

 

 

 

 

 

<今日のルート>

群100 初夏の戸神山で山さんぽ

2022/5/7

 

 

GWの旗日の副業は通常勤務で

最後の土日は私に!と夫にお願いをして

久しぶりに1泊2日を使ってお山を満喫。

 

 

 

 

尾瀬の鳩待に車中泊して8日にがっつり山歩きをする計画なので

1日目は足馴らしにと沼田の戸神山へ。

 

 

 

 

 

 

かわいい木彫りの生き物たちが

あちらこちらにかくれんぼ。

 

 

 

 

とは言え、コースを選べばアスレッチクな岩場もあって

眺望も抜群にいいし、ぎゅぎゅっと旨みが凝縮しているようなお山。

 

 

 

 

山頂は360度の大展望。

こちら側から見る赤城のお顔は、また別の表情。

新鮮だな~

 

 



今年は初めましてのチゴユリ

 

 

 

 

君もだね…フデリンドウ

 

 

 

 

さと姉、2日間よろしく!

 

 

 

 

<今日のルート>

 

 

赤城 ヒメギフチョウに会いたくて

2022/5/3

 

 

次男が小学生の時、ヒメギフチョウの観察会に父と参加して

その様子を興奮しながら話してくれたことがあった。

 

去年はシーズンを逃してしまって

来年いっしょに行こうねってアヤちゃんと話していたのだけれど

今日はひとり午前中の仕事を終えて、そのまま赤城の深山へ車を走らせた。

 

 

 

 

今日は晴れてはいるけれど風が強い。

モロコシ山へ向かう途中でスライドした女性は会えなかったというし

無理かな…と半ばあきらめながら矢筈山へ。

やっぱりいないかと下山しようとしたとき

黄色い蝶がひらりひらり

 

飛んでいる蝶を写真に収める腕は私にはなく

切り株に腰掛けて、その様子を眺めていると

すぐ近くの枯れ枝にとまってくれて

慌てふためきながらカメラを手にして何とか1枚証拠写真

 

 

 

 

ヒメギフチョウと追いかけっこするように飛んでいた蝶。

何も知らない私はヒメギフチョウのメスかななんて思っていたのだけれど

帰ってから調べてみると、メスじゃない!

久しぶりに昆虫図鑑を本棚からひっぱり出してにらめっこ。

どうやらミヤマセセリらしい。

 

 

 

 

春はまた来る。

いつか一緒に歩けるといいね。

 

 

 

<今日のルート>