赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

群100 オキナグサ咲く王城山と高間山

2022/4/24

 

 

群100を何が何でも全部歩こうと思っているわけではないのだけれど

自分の知らない山などを知るいいきっかけだ。

この山もおそらく群100に上がっていなければ知らなった山々で。

特に王城山は戦国時代には砦のあった歴史ある山。

それにオキナグサ(翁草)の群生地もあるとか…

行きたいな…と思って計画してから3年。

やっと行けるタイミングがやってきた!

山に呼ばれているに違いない ♪

 

 

 

 

カキドオシ(垣通)

 

 

 

 

その昔、日本武尊が東征のおり駐屯したとされる王城山。

戦国時代には山頂に砦が築かれ、長く地元の人々の信仰の対象になった里山

 

峠や分岐で古の人々が植えたであろう松を見るのが私は好きだ。

その根元に腰を下ろして休んでいた姿などを想像すると

まるでタイムスリップをしたような気分になるのだ。

 

 

 

 

道端にひっそりとヒトリシズカ(一人静)。

花を抱く新葉の姿がカワイイ。

 

 

 

 

 

 

王城山の奥院で群落をなすオキナグサ(翁草)。

以前、富岡の神成山でオキナグサを初めて見た時は

すでに髭をはやした翁姿で…今日は花の姿に間に合った。

やっと会えたね!

 

 

 

 

 

 

天気のせいかオキナグサの撮影をしている間、誰も訪れず

半径1mあるかないかほどの群落の周りをグルグル何周もして

それでも、その姿があまりにも美しく、なかなか離れがたく。

 

 

 

 

後ろ髪をひかれつつ、高間山へ。

 

 

 

 

山菜取りや炭焼き、家畜の干し草刈り場として毎日村人が通った山だそうだ。

 

 

 

 

母が好きな山桜。

数年前の旅行で見た山桜をすごく喜んでいて。

来春はコロナも落ち着いて、一緒にお花見にいけるといいのだけれど。

老人ホームに入居していると、まだ外出はおろか自由に会うこともできない。

 

 

 

 

今日は歩き始めは少し降っていて、その後もずっと曇りだったけれど

時々薄日が差してきて、やわらかな萌黄色の葉がとてもきれいで

そっと触れてみると、その柔らかな感触に気持ちがふっと軽くなった。

 

 

 

 

今日の山歩きに感謝して、神社にお参り。

 

 

 

 

 

 

立派な木彫…生まれ変わったら彫り師になりたい。

 

 

 

 

もう時期が遅いかなと思いつつ、カタクリの群生地に寄って八ッ場ダムの駐車場に戻った。

 

八ッ場ダムができる前の川原湯温泉を吾妻渓谷を私は知っている。

カーブのところのお土産屋さん。檻にツキノワグマがいたなぁ。

大学の写真部で紅葉の風景や温泉街を撮りに来たこともあった。

 

村がダムに沈む…苦渋の決断だったに違いない。

すっかり様変わりはしたけれど、道の駅は賑わいを見せていたし

町に活気があって嬉しかった。

 

 

 

<今日のルート>