赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

利根川水系 東黒沢白毛門沢遡行

2023/8/29

 

 

白毛門沢は今までに2回誘われたものの都合が合わず行けなかった沢。

3度目の正直。

山の会の仲間と、いざゆかん!

 

 

 

 

 

 

太郎山メンバーのトモゾウさんとツネちゃん。

和やかな雰囲気に包まれるこのチームが私は好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

トモゾウさんの「綺麗な青いカミキリムシがいるよ~」の一言に

どれどれとツネちゃんと私が覗き込む。

 

帰宅後、調べてみたところ

日本固有種のカミキリムシ「ルリボシカミキリ」らしい。

 

 

 

 

他にも、カエルや蛇にびっくりしたり

黒いミミズにヒルじゃないかとおののく私たちに

トモゾウさんから「違うよ~」と救いの言葉がかけられたり

 

私たちの初歩的なミスに対して

まったく~というトモゾウさんの困ったような笑顔や

 

ツネちゃんの剣道で鍛えられた

心地よい「はい!」という返事や

時々見せるムフっという可愛い笑顔や仕草が

 

すごく居心地がいいんだ。

 

 

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうね。

 

 

 

 

ピークに立つ喜びと同時に

この楽しい時間が終わってしまう寂しさ。

 

 

 

 

振り返ると歩いてきた沢。

まさに登りつめるという言葉がぴったりだ。

 

 

 

 

笠ヶ岳朝日岳へのルートが延びている。

ふと、もう一度この馬蹄形を歩いてみようかという気になった。

あの時は、体調不良に悩まされた。

今ならどうだろう。また、違う景色が見えるだろうか。

 

 

 

 

前日に走った衝撃に、本当は心が壊れてしまいそうだった。

どうして私はあちらこちらにぶつかりながらしか生きられないんだろう。

いつも誰かを怒らせたり、不愉快にさせてしまう。

思いやるということに欠けているのか。

優しさが欠けているのか。

 

自分に正直生きることが、こんなにも難しいなんて。

困ったことに、嘘をつくことはもっと苦手なのだ。

嘘も方便と、もっと上手く立ち回りたい気持ちはあるのだけれど

良くも悪くも、ド直球しか投げられない。

 

トモゾウさんもツネちゃんも

すべての事情を知っているのに、どこまでも優しい。

ふたりに救われて、前を向かなくちゃって気持ちになった。

 

ありがとう。

 

 

<今日のルート>