赤城のふもとから山歩き

赤城のふもとに居をかまえ、山や花や家族のこと。

玉原高原 鹿俣山~ラベンダーパーク

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「ここ、入っていくの?」車道からの登山道入り口は鬱蒼としていて、友人が不安そうな声をあげる。地図を確認して「そうだね」と森に入っていく私に、観念した様子でついてくる彼女がかわいらしくて、おかしかった。

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高く伸びた木立から光が差し込み、森の中は明るい。花の時期は過ぎていたが、地面からはぽこぽことタマゴダケが顔をのぞかせている。先ほどまで不安そうだった友人も、すっかり笑顔になってキノコ観察。

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鹿俣山山頂手前でシャクナゲが群生している小ピークがある。地図上でその舌を出した等高線を確認して、かくれんぼをしていた子供を見つけたような気分になる。私のもうひとつの山の楽しみだ。

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ブナ平へ向かう分岐をラベンダーパーク方面へ下山。視野が開け、スキー場に出る。夏らしい青い空に白い雲…牧歌的な光景に「大草原の小さな家」や「ハイジ」を連想し、思わず駆け下りたくなる。

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再び、森の中を下山していくとラベンダーパーク内に出る。観光客の中で登山姿の私達はちょっとした違和感があったらしく、「そんな泥だらけの裾で、どこから来たの?」と訊ねられてしまった。

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夏の暑い日差しに、ソフトクリームの誘惑は無敵だ。ラベンダーソフトは、ほのかにその味と香りがして美味しかった。

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ラベンダーはこれから見頃を迎える様子だったが、マリーゴールドやヒマワリが「今が盛り」とばかりに咲き誇っていた。

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帰宅して写真の編集をしていると、夫が写真を覗いて「望遠は?」と聞いてきた。「…観光客が多くて使わなかった」という私に「そういう時こそ望遠でしょ」。

スナップや心象風景ばかり撮ってきた私に、風景写真は課題山積だ。

<今日のルート>

リゾートセンター駐車場10:00~鹿俣山登山口10:04~ペンションビレッジへの分岐10:23~森林キャンプ場への分岐10:38/10:42~鹿俣山山頂12:00/12:22~ブナ平への分岐12:39~ラベンダーパーク13:25~駐車場15:00

登山道は標識もありわかりやすいが、多少の藪漕ぎやぬかるみがある。